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最悪の予感: パンデミックとの戦い

最悪の予感: パンデミックとの戦い

最悪の予感: パンデミックとの戦い

作家
マイケル・ルイス
Michael Lewis
池上彰
中山 宥
出版社
早川書房
発売日
2021-07-08
ISBN
9784152100399
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最悪の予感: パンデミックとの戦い / 感想・レビュー

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パトラッシュ

パンデミックで危機が迫っても、官僚組織は自らのメンツと権限を守ることを優先する。新型コロナ対策で権威面している米CDC(疾病対策センター)も実際は鈍重な動きしかできなかった。国民の生命よりも大統領の機嫌取りを優先し、ポリコレで批判されるのを恐れ政治的に正しく振る舞ったため有能な専門家や必要な情報が使われない事態を招いた。そんな上層部に愛想をつかした現場の公衆衛生担当者が、良心に従って政治の失敗を補おうと奮闘する。「経験とは同じ間違いを繰り返すうちに自信を深めてしまうこと」とは全人類が噛みしめるべき言葉だ。

2021/12/30

ばたやん@かみがた

《カッサンドラに頼るしかないのか》①あなたは、ある問題について解決する方法論も能力も意欲も持ち合わせている。それだのに、解決策を開陳しようとすれば人の領域を侵す奴として白い目で見られ嘲られる。あるいは、意欲や能力がある故に上司に疎まれ会議出席を断られ情報を遮断される。まこと理不尽ですが、これらが今次コロナ感染拡大時にあって米国の保健管理当局で起こったことなのです。本書は、そのような状況に屈せず、意欲と能力ある同志を募り、手弁当でパンデミックに立ち向かう二人の男女(1/7)

2021/12/25

Panzer Leader

金融やスポーツを舞台にしたノンフィクションの第一人者が世界的コロナ蔓延の中、一番の感染者・死亡者を出してしまったアメリカのコロナ対策の失敗の本質を鋭く抉る。何の対策もしていなかった様に思われるが、しかし15年以上 前から一部の市井の人々によって立派なパンデミック対策計画が練られていた。しかし彼ら優秀な現場の努力は無能・無理解・事なかれ主義のトップ(ホワイトハウスや州政府・CDCなどの官僚組織)に取り上げられなかった。コロナ危機がまだ終わっていない今こそ読むべき極上のノンフィクション。

2021/11/18

星落秋風五丈原

今回ワクチンはこないわ、検査のしくみは決まらないわ、初めてのことだといってもひどくないか?と散々政治家達の的外れ政策に文句を言ってきた。しかし海の向こうの大国も酷かった。何しろトランプ大統領だから。「ええっいいの?」っていうくらいマスク外して…と思ってたら感染者になったり。ぽつぽつと優秀な人材はいて、それぞれいいアイデアを持っているのに点と点を繋ぐ線になるべきツール&人がいない、堅い頭の上司に阻まれるなどしてうまくいかない。日本の感染対策もなってないなと嘆いていたが、アメリカも似たような事で悩んでいた。

2021/12/22

たま

COVID-19を扱うにあたり遙か遠い地点(2003年ニューメキシコの高校生の科学研究)から始まる本だが、読ませるエピソードの連続で引き込まれた。カリフォルニア州の保険衛生官、ブッシュ政権下でパンデミック対策を立案した人々など、ばらばらの人々がCOVID-19を機に渦に吸い寄せられるように集まり情報交換し議論し、硬直した旧来のシステムと対峙する。どこの国でも新型コロナウィルスは様々な制度の不備、官庁や企業の縄張り争い、危機対応に不適な管理者、その一方で必死で対応する現場の人間の姿をあぶり出したようだ。

2021/12/04

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