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地球の未来のため僕が決断したこと

地球の未来のため僕が決断したこと

地球の未来のため僕が決断したこと

作家
ビル・ゲイツ
Bill Gates
山田 文
出版社
早川書房
発売日
2021-08-18
ISBN
9784152100436
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地球の未来のため僕が決断したこと / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

(2023-11)【図書館本】原題は「気候災害の防ぎ方〜今ある解決法と必要な技術革新」で、この方が内容をよく表している。何故脱炭素が必要なのか。炭素の発生源は何か。そしてカーボンゼロを達成する為に、国や自治体、私達個人に何ができるかが分かりやすく書かれている。彼は「カーボンゼロは慈善事業ではない」と強調する。ブレイクスルーを起こして新しい産業を起こした企業や国が今後数十年の世界経済の牽引者になるからだ。残念ながら現状ではそうした取組みでは、アメリカや欧州が先行している。日本も遅れる訳にはいかない。★★★★

2023/02/12

あすなろ

最近読了したビジネス・ノンフィク系本の中では出色の出来。SDGs・カーボンニュートラル・非化石等から気候変動迄、何故それをやらなくてはならないのかからどう世の中が進んでいて変化しなくてはならないか一気通貫の一考につき一読の価値があると思う。例えば氏はグリーンプレミアムでそれを後半に提示し始める。そして、その前には、実はワインより安いガソリン等。即ち化石燃料。それを前提に進めて来た産業革命以降の現代において大胆な変化が必要だとする。送電網等最たる物だろう。そして、氏らしくそこにはビジネスチャンスも眠るとする

2021/09/20

Willie the Wildcat

物心両面で、著者の決意が伝わる一冊。数字が語る事実に、日々の生活の自然界への影響を嫌でも再認識。特にセメントの数字は、恥ずかしながら初耳。浸透が慣れとなる怖さ。”間欠的”エネルギー源も、印象的な言葉。一方、地政学、各種格差などの”不変”要素を如何に取り込んだ施策を、地球規模で実勢できるのか?著者が触れた奇跡の発明は理想ではあるば、具体的にイメージができない。国際社会?様々な違いを超えた議論と協調と、事実に基づく建設的な議論の継続くらい。凡人の私の頭に浮かぶのは、(方法論は別として)無駄を減らすこと!。

2022/12/10

ルピナスさん

ESG案件が増える中、目の前の翻訳を少しでも楽に行うために手に取った本書で、ビル・ゲイツ氏が行う壮大なスケールで気候変動解決のブレークスルーを探そうとする取組みを目の当たりにし圧倒されると同時に、自分も状況を変える一助を担いたいと心から思った。これまで何冊も関連本は読んできたが、どれも局所的な情報だった。本書は、「世界で最も貧しい人々に焦点を合わせ、公正な適応とエネルギー移行を強調」する立場で、技術とビジネスの観点から議論を進める点で、氏が同問題をポジティブに捉えているという点が伝わり、希望が持てる内容。

2023/05/14

よしたけ

ビルゲイツが「温室効果ガス増をやめなければ気温は上がりつづける」とし解決技術を提示。排出されるCO2は、27%が電気を使う、31%がものをつくる、19%がものを育てる、16%が移動する、7%が冷やしたり暖めたりする、に分類されるとし、各領域で技術選択肢やその限界を示す。化石燃料発電や車排ガス等に注目しがちだが、鉄やコンクリートを作る、家畜を飼う、等が馬鹿にならない。「太陽光量を1%減らす」ことで温暖化問題解決できるとし、雲の白色化等に取組むジオエンジニアリングは面白い。今は夢物語だがいつか地球を救うかも。

2022/03/17

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