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円 劉慈欣短篇集

円 劉慈欣短篇集

円 劉慈欣短篇集

作家
劉慈欣
富安健一郎
大森望
泊 功
齊藤 正高
出版社
早川書房
発売日
2021-11-17
ISBN
9784152100627
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円 劉慈欣短篇集 / 感想・レビュー

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散文の詞

中国人作家は始めただったのですが、翻訳のせいか、それとも最初にSF作家という印象があったせいか、いくつかはどっかで見たり聞いたり聞いたりしたような話で、拍子抜けでした。 短編ですから読み応えはあまり期待してなかったのですが、目新しさがなかったですね。 とはいえ、まったくおもしろくなかったというわけでもなく「郷村教師」や「円円のシャボン玉」はジャンルを超えた面白さでした。 多少、漢字が多かったのが気になったかも。

2022/10/24

KAZOO

三体シリーズを書いた作者によるSFの短編集でかなり以前に発表されているものをまとめたものです。少し前に童話を読んだのですが、それに近いものもあります。13作のうち」最初の「鯨歌」、「郷村教師」、それとこの本の題名となっている「円」が楽しめました。鯨歌はどちらかというと皮肉な結果が楽しめます。郷村教師は教師として過ごした時とそれ以降の宇宙での出来事の対比がかなりのギャップを示しています。円は円周率を出すために兵隊を利用するのですがその結末は・・・、ということでかなり発想が面白いものでした。

2022/07/14

猿吉君

SFを堪能できるアイデア溢れる短編集でした。①郷村教師の先生には涙しかありません、長編化する事があったら大逆転で復活して欲しい!②とにかくほえ~とかえ~!とか言いながら読む奇想天外センスオブワンダーな作品群、鯨とかシャボン玉とか石炭燃やしてガスとか円周率とか次世代エネルギーとかよくもまあここまで思いつきますねえ、脱帽です。③私が生きている間に遺伝子改変の長寿化お願いします(笑) 点数90/100→三体3部作の最後が個人的には付いていけない感じだったのでこの短編集の方が印象深く、傑作だと思いました。

2022/02/01

Panzer Leader

全部乗せラーメンの様なこってりとした「三体」の作者の短編集。「三体」読んだ人にはあのサービス精神溢れる作品はこんなアイディアから生まれたんだと思いを寄せるのもよし、読んだ事が無い人には入門編としてお薦め。貧しい山村とスケールの大きな宇宙戦争の対比が凄まじい「郷村教師」、コロナ騒動やウクライナ侵略戦争の今こそ読むべきもう一つのオリンピックを描いた「栄光と夢」、円周率を計算するための始皇帝の人間コンピューター「円」などがとびぬけて面白い。

2022/06/28

まえぞう

中国発SF超大作「三体」3部作の著者の短編集です。劉さんは、科学技術や物理法則などそのものに高い関心があるようで、テッド・チャンやケン・リュウとはまた違った趣です。

2022/01/07

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