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聖徳太子 下: 日と影の王子

聖徳太子 下: 日と影の王子

聖徳太子 下: 日と影の王子

作家
黒岩重吾
出版社
文藝春秋
発売日
1987-06-30
ISBN
9784163096803
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ジャンル

聖徳太子 下: 日と影の王子 / 感想・レビュー

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まみこ

とても面白かった!上巻の青春時代と比較すると下巻は政治的駆け引きが増え、更に楽しめた。時の最高権力者・馬子の傀儡大王になることを望まず、自らの理想とする政治を目指した厩戸皇子。両者の腹の探り合いがとても面白かった。上下巻合わせて約1400ページで物語の進行速度は遅い。しかしその分、登場人物皆に愛着を感じ、人物関係も2度と忘れないのではないかというぐらい印象に残った。朝鮮半島の情勢や仏教思想についても何度も説明があるので定着しやすい。黒岩重吾さんという作家に出会えて良かった。まだ続きがあるので次へ

2023/05/23

ナオデラ

ヤマトタケル卑弥呼と読んで来て聖徳太子。このぐらいの時代だとまず実在するのか?大王になったのか?功績は本当なのか?ってところだと思うけれども。仏教からの人間平等主義を主軸にしてぶれない厩戸皇子が描かれていた。

2015/07/01

チャック

崇峻天皇暗殺に興味があったので、その部分は面白く読んだ。なんだか乙巳の変に似てるかな? 仏教 道教 儒教を比べながら詳しく書かれていて驚いた。 厩戸皇子が仏教に傾倒していったのは、蘇我馬子には勝てないからか、どんな心境なのか気になった。

2021/06/05

上下巻あわせて読了に5日かかった。大作を読んだ、って満足感がいっぱい。

2014/01/30

てり

誰でも知ってる聖徳太子、本作では圧倒的な権力を持つ蘇我馬子のもと、自分の理想の国造りを求めて苦悩する若者が描かれる。スーパースターじゃないリアルな聖徳太子像といった感。上下巻1300ページかけて15年ほどを描いており、物語がちょっと希釈されてる感があったけど、興味深く読み進められた。

2021/06/08

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