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バカラ

バカラ

バカラ

作家
服部真澄
出版社
文藝春秋
発売日
2002-05-01
ISBN
9784163209203
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ジャンル

バカラ / 感想・レビュー

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再び読書

コロナ、オリンピックで最近取り沙汰されないIRの話で、どうせなら、しっかり税収入に為るよう整備して国庫に入れて欲しい。タイトルのバカラのヒリヒリ焼けつくような場面はなく少し残念。しかし、志貴の借金地獄の様なはまりかたでありながら、いまいち危機感を感じられないのが、信憑性にかける。ただ、井川意高の様な寝ぼけた人間も居るので、案外こんな感じかもしれないとも思う。理解の範囲外ではあるが。この登場人物が悉く全員澱んでいる。女性だけが、ジェルの様に澱みの中でも光る神秘さも秀逸。しかし、彼女の作品の中ではいまいちかな

2021/06/09

なつ

厚みがあるものの一気読み。面白かった。国内カジノ(非合法)と合法化でのカジノ。お金の流れ。それを追いかけていく雑誌記者(自分もカジノで負債を抱えつつも、真相を追いかけていく。それは正義か、それともーー。)お金は使い方を間違えると、とんでもなく怖い。

2016/07/17

ジン

澱んだ面白さの作品。2か所、心に残ったフレーズがあった。①「唯々諾々でいたら、流れをすべて認めてしまう事になる。ひとつひとつ、気にくわなければこちらから反発していかなければ、それで終わりだ。官僚社会の上位下達じゃあるまいし、お前、自分から骨抜きの記者になるなよ」②「あえていうなら、訳の分からない淡い上昇志向のようなものに動かされているだけなのだ。どこはへ、つき抜けるきっかけが欲しい。」今の自分に必要な呪文に聞こえる。最近自分は大人しくなったと思っていたが、つまらない考え方に囚われているのに気が付かされた。

2014/03/09

Yoko Oishi

カジノの合法化を巡る物語。自身もカジノで多額の負債を背負いながらもジャーナリストとしての正義と、自らの立場の狭間で葛藤する雑誌記者が良い。

2013/08/10

魔王

某東京都知事は嫌いだが、面白く読めた。カジノ合法化賛成。

2012/10/03

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