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犬と私の10の約束

犬と私の10の約束

犬と私の10の約束

作家
川口晴
出版社
文藝春秋
発売日
2007-07-28
ISBN
9784163261706
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犬と私の10の約束 / 感想・レビュー

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あん

「犬を飼う時には、犬と10の約束をして」と幼いあかりに約束させた母。約束の中でも、「私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。」と「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。」は、小学生から高校生までを共に過ごした愛犬のことを思い出させて、私の涙腺を崩壊させました。犬だけでなく、全ての生き物には心があると思えいます。生き物飼おうと思っている人には、是非読んで欲しい一冊です。

2017/07/09

美羽と花雲のハナシ

映画も感動したが、小説も非常に楽しめた。装丁が可愛い過ぎる。眺めているだけで癒されて、幸せな気持ちになる。本編で時折挿入されるソックスの厳選写真も素晴らしい!犬は主人を選べられない。だからこそ、犬にとって出会いイコール運命。ソックスの描写から彼女のあかりへの溢れる愛情が伝わってくる。しゅんとした顔やショックを受けた姿など人間っぽい所も可愛い。傍にいる事しかできない。だけど、それが一番重要なのだよ。ラストで犬の十戒の意味と重さを改めて知った。もし、私に犬を飼う幸運な機会が来れば、犬の十戒を強く肝に銘じたい。

2012/06/19

名古屋ケムンパス

読メで「泣く」かもと思っていたので、読まないようにしていました。でも手にしてしまいました。我が家の飼い犬のことを思い出さずにはいられませんでした。正確に云うと飼い犬のことを「足手まとい」と考えていたことを思い出しました。犬はね、とぼけた様子もしますが、飼い主に好かれようと一生懸命になるんですよ。そしてやっぱり10数年しか生きられないんですよ。彼は立派な家族の一員でした。時には「氏名」で呼んであげてもよかったかな。

2016/04/24

ALATA

小犬と一緒になって戯れあった思い出懐かしい。でも、は大人になるにつれ、次第にわずらわしいものになるものだ。「あかり」のわがままから次第に疎遠になるソックスがちょっと切ない。「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。」函館の街並みと愛犬と少女の絆が温かく描かれ、10の約束がこころに染みる★5※『虹の橋』泣いたことがない「あかり」が涙をぽたぽたと流すところに涙腺が…

2022/04/30

yukision

最近よく目にする「犬の十戒」をベースにした物語。犬を飼う時の責任が重くのしかかってくるが,それ以上に犬の素晴らしさが感じられる。子育てと同じ覚悟,家族としての責任を持てというメッセージは十分伝わってきた。

2019/09/14

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