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心をあやつる男たち

心をあやつる男たち

心をあやつる男たち

作家
福本博文
出版社
文藝春秋
発売日
1993-09-01
ISBN
9784163479606
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心をあやつる男たち / 感想・レビュー

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くるた

『ペテロの葬列』に参考文献で載ってたので。モーレツ社員とかいうものが賞賛されていた時代は、こんなやり方がまかり通っていたのですね。有名大企業が喜んで参加(しかも強制)させてたとは…なんて恐ろしい。いまだにこういう考えの人いますが、当時“ハマった”側の人だったのかな。一部の被害者を除いて個人名も会社名もそのまま書いてあるのがまたすごい。自己啓発の本は批判本も含めて結構あるのに、STに特化した批判本てあまりないんですね。こんなに大規模に流行ったことなのに、なんでだろ。当事者が今どう思ってるのか気になる。

2014/08/11

じゅんじゅん

この本を読んで真っ先に戸塚ヨットスクールのことを思い出しました。 いまだに入校金315万円、入校時預かり金20万円、生活費毎月11万円振り込んで子供を捨てる親がいます。自己啓発のセミナーには何度か行ったことがありますが、総じてみんなテンション高めで接してきます。その場ではあわせますが、はっきり言って気持ち悪いです。

2014/02/01

読んでいてたまに夕方のニュースで特集を組んでいる駅前で歌を歌わせたりする地獄の特訓を思い出したが、STの流れを汲んでいるらしいことを知ってなるほどと思った。さすがに関係者の間でも笑い種になっていたらしい。

2010/08/29

浅野月

ST、エンカウンターグループと呼ばれたセミナーは高度経済成長期には産業界にくいこみ、大手企業の管理職は皆通る道というほどだったという。 後半は、お馴染みライフダイナミクスと思いきや、ラストは再び年老いてもセミナーを続けるSTの堀田さんへ。 良質なノンフィクションだった。 セミナー系情報収集はひとまずここまででいいかな。参加者もトレーナーも日常が満たされないほど、セミナーに囚われてしまう。

2022/09/17

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