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ワンダーゾーン

ワンダーゾーン

ワンダーゾーン

作家
福本博文
出版社
文藝春秋
発売日
2001-11-01
ISBN
9784163578903
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ワンダーゾーン / 感想・レビュー

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hatayan

2001年刊。自己啓発セミナー、前世療法、波動の水といったオカルトビジネスになぜ人が惹かれるのかを批判的な立場から取材。自分を真剣に受けとめる人を求めてセミナーを渡り歩く人、治療が目的になり病気が完治しては困る患者、自分の能力が劣る原因を先祖の霊や社会に求めて霊能者を渡り歩く人などが登場。彼らに共通するのは、依存心が強く現実と向き合うことを避け続け、本当の自分が別にあることを信じているということ。 私たちは大学教授、医学博士といった権威に弱く、得体の知れないものを信じ込みやすいことにも警鐘を鳴らします。

2020/05/27

ステビア

自己啓発・ニューサイエンス、その辺りを題材にしたルポ。

2018/09/14

出世八五郎

怪しげなセミナーなどを突撃取材した作品。全9章あり、心理実験室、催眠療法、前世療法、宇宙意識、サイババ、自己改造プログラム、πウォーター、波動を取材。願望実現や本当の自分探しなど現代的心の病に陥る依存的人間は、これら詐欺商法を簡単に信じ込む。故に商売が成立つ。これらの中で実際に真面目に運営されているのもあると思う。しかし、効果はないから詐欺のようになってしまう。どの章も興味深いのだが、自己改造プログラムの章は更に興味深かった。

2021/09/13

西村修平(偽)

ある日友人からの無言電話や自分の悪口を実家に電話されて、その友人に電話をかけてみたら人格がコロッと変わっていた。それをきっかけに人の心に興味を持ち、心理実験の研修や怪しげな自己啓発セミナーなど、精神の変容を促す奇妙な場所に足を向けるようになったそうだ。 自己啓発セミナーは七〇年代後半から八〇年代にかけてアメリカで盛り上がったニューエイジ・ムーブメントに刺激されたものが多く、一種の大衆的な宗教文化運動であった。 ニューエイジ運動は六〇年代のヒッピー・ムーブメントやカウンターカルチャーといった既成の価値に激し

2016/04/25

チョコリング

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」で紹介されている田中孝顕氏の話が読みたくて手に取ったが、「生きがい」シリーズの飯田史彦氏、サイババ、Πウォーター、波動など、今まで疑問に思っていた話題が満載で楽しく読めた。

2011/06/17

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