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暮れていく愛

暮れていく愛

暮れていく愛

作家
鹿島田真希
出版社
文藝春秋
発売日
2013-05-09
ISBN
9784163821405
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暮れていく愛 / 感想・レビュー

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アッキ@道央民

表題作と短編『パーティーでシシカバブ』の2編。パーティーで・・・の方は、まるで妄想でもしているような不思議な感覚。わりと楽しみながら読む事できましたが、好みは別れるだろうなぁ~。表題作は、妻と夫のそれぞれの回想の場面が入れ替わりながら話しが進む。お互い思い合いつつもすれ違い傷つけ合うって事あるんだろうな。まさしく暮れゆく愛に二人はどうなってしまうんだろうと思いましたが、ラストはスッキリとはしませんが、少しでも希望の持てる終わり方だったかなぁ。

2015/05/01

らむり

ヘンな人だらけの2作品。表題作より「パーティーでシシカバブ」の方が面白かった。頬が緩みっぱなし(^^)。

2013/06/01

あじ

ギャル語と句読点ばかりの文章で辟易させ、せっかく本を手に取ってくれた読者を、超目が細かいふるいでかなり選別してくれます。それが本編に入る前の儀式。50ページで息切らしてゴール。やっとこさ表題作に突入。多少まともになったと思ったら、今度はいつまでも日が暮れないやりとり。なんなんじゃ、コレは(笑)と身悶えしつつも、私は完走した。多分、数少ないメッセンジャーになった。そんな作品の雰囲気に沿って、私も負けじと書いた。これを読んでくれた方がとりとめなく感じてくれたら成功だ。

2013/06/16

かんちゃん

初鹿島田真希さん。表題の『暮れていく愛』と『パーティーでシシカバブ』の2編を収録。『パーティー・・』の方はサッパリわかりません。これしか感想がないです。『暮れて・・』の方は、境界線上の女性の心理描写を告白体で淡々と紡いでいく作風。ここ数年の芥川賞受賞女性作家にみられる作風で、男性の私には掴み所のない空気感が色濃くて、私には何処が面白いのか初読ではわからなかった。読メユーザーの方々の感想をじっくり読んで、自分との視点の違いを勉強させていただいてから、もう一度鹿島田真希さんにトライしてみたいと思います。

2014/08/09

すい

2編の中編からなる本作ですが、最初の話はよくわからなかった。 表題作は良かった。 お互いに想い合っている夫婦の些細なすれ違いから始まる深い溝。 お互い想い合っているとは言っても、その想いは全然意味合いが違う。 男と女でこうも違うんだな。 今にも崩れそうな関係に微かな希望が見えてくるラスト。 このラストがあるからこそ、今もこの作品が心の中に残っているんだろうなぁ。

2013/08/16

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