読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

春の庭

春の庭

春の庭

作家
柴崎友香
出版社
文藝春秋
発売日
2014-07-28
ISBN
9784163901015
amazonで購入する

春の庭 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヴェネツィア

この小説で一番問題となるのは、視点が唐突に姉に移ることだろう。この手法については批評家たちの間でも様々な見解があるだろうが、虚心に読むならば、そのことによって得られるものはないとしか思えない。また、そもそも姉がここで登場する必然性も乏しいだろう。高級住宅が点在する中に取り残された安アパート。そこに住む太郎、西さん、巳さんのそれぞれの関係性は希薄だ。ゆるやかで、まさにそれが都会だとは言えるのだが。一方、表題となった「春の庭」も小説の中でシンボルとして機能しているわけでもない。読者の共感を得にくい小説だろう。

2015/10/02

遥かなる想い

第151回(2014年)芥川賞受賞作。 何気なく見過ごす日常の 風景を淡々と描く文体が よい。同じアパートに 住む太郎と西さん…そして 水色の家。 毎日暮らす場所にある ちょっとした楽しみ。 読んでいると静かに本で 描かれる風景が入り込んで きて、心落ち着く感じが する。 シーンのあちこちに 色彩が感じられ、一緒に 他人の家を覗いている ような疑似体験ができる。 終盤の「わたし」への 語り手交替は突然で、 不気味だった。

2014/11/30

kaizen@名古屋de朝活読書会

芥川賞】柴崎友香「春の庭」「ままかりの味醂干し」「エゴノネコアシフシ」知らないものが出てくる。「東京って大自然ですよね」面白い視点がでてくる。話は淡々と進み、日常と非日常が入り交じってもなおかつ淡々と進む。仕事場の沼津、近所の西さん、写真集「春の庭」の舞台に引っ越してきた森尾さん。途中で名古屋が出てくるけど必然性と背景が不明。要調査項目として記録。

2014/08/25

ガクガク

第151回芥川賞受賞。芥川賞特有の難解さ・不可解さはないが、その分インパクトにも欠ける。主人公の引越先アパートの隣にある「春の庭」という写真集に載っている家を巡る話。同じアパートに住む女性の「どうしてもあの家の中、特に風呂場が見たい」という願望を実現したり、主人公がその庭を掘り父の遺品を埋めたりという話だ。どんな家や街に住むかは、その人の暮らしや感性、記憶に密接不可分に影響するということだと思うが、主人公同様、長らく団地暮らしだったので、祖父母の今は無き近郊住宅(母方)や古い農家(父方)の記憶が懐かしい。

2014/09/12

ナイスネイチャ

図書館本。装丁の庭?がずっと離れなかった。「春の庭」という写真集と実際の家を見る登場人物。視点が変わっていく中、最後のお姉さんは何だったんでしょうね?途中まで凄い嵌まっていったんですが、最後理解出来ず・・。

2015/08/16

感想・レビューをもっと見る