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トリダシ

トリダシ

トリダシ

作家
本城雅人
出版社
文藝春秋
発売日
2015-07-06
ISBN
9784163902937
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トリダシ / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。スポーツ新聞記者もの。スクープ合戦の様子がよくわかる。ただオチがちと弱い感じ。

2017/12/14

ナミのママ

新聞社、新聞記者の仕事は小説でしか知らない世界なので、いつも興味深く読みます。この作品はスポーツ新聞記者の連作集です。タイトルの「トリダシ」。何だろうと思っていました。時代遅れのように暑苦しくて、不作法で、それが何とも魅力です。短編集は苦手なのですが、これは短編だからこその作品でした。いぶし銀のような主人公が、読むごとに光ってきます。受賞候補の小説のようですが、納得です。

2017/07/12

ren5000

スポーツ新聞の野球版の記者たちの連作短編集。自分も野球をしてたので興味深く読ませて頂きました。作者も記者だったということでなかなかディープなところまで書いてあるのでスクープの取り合いの駆け引きがリアルで面白かった。でも熱くなるまでにはいかなかった。

2020/05/20

bibi

スポーツ紙、野球ネタのお話。野球はそれほど興味がないが、緊迫した駆け引きがあり、面白かった。「とりあえずニュース出せ」の鳥飼。一見冷たそうな人を寄せ付けない感じがするが、一本筋が通っているところが好きだなぁ。

2019/07/02

むぎじる

「とりあえず、ニュース出せ」が口癖の、東西スポーツ野球部デスク鳥飼(通称:トリダシ)をめぐる人々が主人公になった連作短編集。各章の主人公たちのエピソードも楽しめるし、特ダネをつかみ確証を得るまでの地道な裏取りや、新聞ができるまでの苦労も興味をひかれた。何といっても、品がなく、”ミスタースポーツ紙”のような男くささを放つ鳥飼の人となりが、じわじわといい味を出してくる。武骨な外見と繊細な心を持ち合わせている鳥飼は、「部下を守ることがデスクの仕事だ」と心得ている。ハードボイルドの世界で読みごたえあり。

2016/02/11

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