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祐介

祐介

祐介

作家
尾崎世界観
出版社
文藝春秋
発売日
2016-06-29
ISBN
9784163904788
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祐介 / 感想・レビュー

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ハッシー

夢を追いかけていた若者がいつの間にかその夢に雁字搦めにあって身動きが取れなくなる悲劇を描いた作品。 夢を見る怖さ、どんどん堕落し腐っていく人間の愚かさが書かれている。汚水と化した世界で、もがき、苦しむ主人公の葛藤が綴られている。

2017/01/31

風眠

クリープハイプというバンドは知らない。表紙のポップさに惹かれ手に取った。尾崎世界観という名前にもそそられた。・・・が、しかし、分からない。この小説の良さが分からない。久々に分からないものに出会って、どう反応していいのか分からない。ライブハウスの仕組みとか、お金が無くて苦労するとか、売れなくて鬱屈していくとか、そういうのは分かる。だけど「んで?」という感じ。短いから読み切れたけれど、長かったら途中で読むのをやめてたと思う。一曲の中で完結する作詞とはまた違って、文章で表現する小説は、そう簡単には書けないよね。

2016/08/01

山口達也を捕まえた男・寺

ロックバンド『クリープパイプ』のボーカル・尾崎世界観の半自伝的処女小説。題名の『祐介』というのは尾崎の本名。芸能人小説ならではの複雑な気分になる。周囲のいちいちに嫌悪感を示している描写がくどい。性と暴力。他人の感受性や虚勢、匂いや汗、化学製品等への生理的拒否、チープなものや下流への嫌悪。自分一人クールなこの世界を、いちいち嫌う事で攻撃している様な感じ。文学的描写の羅列文学。途中で読むのをやめようかと思ったが、主人公が京都に行った所から面白くなった。お笑いにできる部分を只の笑いにしなかった潔癖に気づいた。

2016/08/23

アキ

2012年メジャーデビューしたクリープハイプのボーカル尾崎世界観の2016年出版のデビュー小説。ファンの娘に手を出した「アンケートの女」とのやり取り、瞳ちゃんとの生活、京都で出っ歯の女のエピソード。一番笑ったのが、全裸だったので仕方なく道を歩く小学生の体操着を奪って履いたブルマを、1万円でその娘を好きな男子小学生のTシャツと交換した話。小説というか自伝やんと突っ込みを入れたくなる面白さ。やっぱりバンドマンは壮絶な底辺生活とファンの娘との密な交流を経て成長するんですね。

2020/06/28

アマニョッキ

読むのをとても楽しみにしていた一冊。クリープハイプの曲も素敵だと思うし、ネットで連載されてる尾崎さんの書評もすごく好きだ。本当に才能のある人だと思う。だけど楽しみにしていただけに、歌詞と散文は違うなということを少し感じてしまった。描きたいこと、叫びたいこと、それらは伝わってくるけれど、前半は散漫な印象。ラスト近くになってぐっと良くなる。体操服と寄席小屋とまだきちんと言葉にはならない「ふぁんふぁれ」のくだりはすごく好き。心に残るフレーズは確実にあった。次の小説出るのかな。また尾崎さんの作品読んでみたい。

2018/03/25

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