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ひよっこ社労士のヒナコ

ひよっこ社労士のヒナコ

ひよっこ社労士のヒナコ

作家
水生大海
出版社
文藝春秋
発売日
2017-11-28
ISBN
9784163907604
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あらすじ

二十六歳のひよっこ社会保険労務士・ヒナコが、得意先で相談に乗りながら事件を解決! 「お仕事する人の面倒を見る」お仕事小説登場。

朝倉雛子は、新卒で就職に失敗して派遣社員で働いていたが、社会保険労務士の試験に三回目で合格し、社会人になって5度目の春に社労士として新たなスタートを切った。
社労士とは、労働関連の法令にもとづく書類の作成代行をしたり、企業の労務管理や社会保険に関する相談や指導を行ったりする国家資格の職業。いわば、働きやすい環境をつくるのが仕事。
ヒナコが、クライアントの会社で、ちょっとした事件を解決していく(時には失敗するけれど)、読んでこころがほっこりする連作短編集です。


「五度目の春のヒヨコ」(推協賞短編部門候補作)
退職した女性が「退職理由を自己都合から、解雇に変えて」と会社に乗り込んできた。ヒナコは、会社の不正に気づく。

「綿菓子とネクタイ」
居酒屋チェーンから「SNSに投稿したバイトを辞めさせたい」という相談が。ヒナコの親友の弟もそこでバイトしているが、ブラック企業らしい。

「カナリアは唄う」
IT会社から「就業規則を作りたい」との依頼。社長は妊娠した社員を「このまま働いてもらうのは難しい」と言う。ヒナコは、その女性からも相談される。

「飾りより、灯りより」
ヒナコが社労士を目指すきっかけとなった、スーパーでの派遣社員時代の話。年末調整のチェック作業中、社員の家族の収入証明書が紛失……。

「空に星はなく」
星々製菓の社員が、帰宅途中に地下鉄の階段から落ちて骨折。労災になるのかどうかの相談を受けたヒナコは、残業の削減やハラスメント対策に乗り出す。

「握りたい手は」
経営状態がよくないアパレルメーカーが、人件費を抑えるために、裁量労働制やみなし残業代制を導入したが、社員のストが起こる。

ひよっこ社労士のヒナコ / 感想・レビュー

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みかん🍊

新人社労士のお仕事小説、年末調整、算定基礎等自分が普段している仕事なので馴染がある、1話はなんか読んだ様なと思ったらエール!2で既読、ブラックバイトや育児休暇、パワハラ等それぞれのクライアント先の問題に奮闘するが顧客である会社の立場よりにならないといけないが社員の立場も分かるから揺れ動く、お仕事小説としては面白かったが、責任を押し付ける会社の人々や、親身にはなって欲しいと思うが首を突っ込み過ぎブレる主人公に今一つ共感できずもやもや、最後はすっきり気持ち良く終わって良かった。

2017/12/26

yanae

「エール2」で1話目を読んでいてとてもよかったので、こちらの本も手に取りました。元派遣社員で現在社労士の雛子が主人公。社労士が主役ってあまりないと思う。個人的には総務人事の仕事経験あるので、すごく馴染みやすくて面白かった。様々な企業の働き方の問題点がテーマ。裁量労働制度、育休制度、労災、パワハラ。主人公が元派遣社員なので、自分の辛い大変な時期も描いていて、非正規社員の問題もあぶりだしてる。勉強にもなったし、雛子の葛藤や奮闘も楽しめた。まだまだ雛子の活躍を読んでみたい!

2018/03/21

ででんでん

新人社労士ヒナコの物語。私の職場でもメンタルヘルスチェックもあるし、親しい同僚が病気で有休を使いきり、後をどのように休むかということもあった。また、残業がつかない前提?の非常勤の身の上だが残業が発生する日々でもある。働くということに関する身近な問題のあれこれが描かれていて興味深く読んだ。「綿菓子とネクタイ」の「やりがい搾取」という言葉、「仕事は仲良しグループのサークル活動じゃない。働いて、その対価をもらう」が当たり前であるが響く。「相手の嬉しさが、わたしの嬉しさにもなる」そこを目指して私も働きたい。

2018/02/09

うどん

お仕事小説。私には難しかった…(泣)理解出来るようになれば色々助かるんだろうなー。

2018/01/16

すい

表紙ほど可愛らしいお話は皆無。さすが水生さんだ。就職難で派遣生活から這い上がろうと一念発起、社会保険労務士の資格を取得したヒナコは凄い!社労士のテキストで勉強だけしていた私とは違うな。仕事先で起きる労基関係の問題を解決するべく頑張るヒナコだけれど、解決できないどころか逆恨みされたり利用されたり散々。それでも傷付きながらも前を向くヒナコの次なる事件簿が早く読みたい。

2018/03/07

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