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飼う人

飼う人

飼う人

作家
柳美里
出版社
文藝春秋
発売日
2017-12-11
ISBN
9784163907703
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飼う人 / 感想・レビュー

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starbro

柳美里は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、マニアック小動物(昆虫)飼育家族小説といった感じでした。オススメは、『イボタガ』と『ツマグロヒョウモン』です。連作短(中)編集ながら、著者の凄味を感じました。今年のBEST20候補の1作です。 

2017/12/28

takaC

連作なのかよくわからなかったが、明らかに連作ではないと思われる中の二篇が面白かった。特にアポロの方。トーマスとなおみはイマイチ意味不明だった。

2018/08/01

モルク

様々な生き物を飼う4編の短編集。1話目と4話目の話は繋がっていたと。飼われているものは全て特殊であり、ウーパールーパーやカエルはまだわかるが、蛾や蝶の幼虫を飼うというのは私の理解を超える。全体的にどんよりと暗い。生き物に対する愛情も今一つ感じらないが、その気だるい雰囲気に不思議とマッチしている。だが、彼らが生き物に求めているものはなんだろう。どんよりしている中にも惹き付けられるものがあった。

2018/08/27

ちょき

イボダガの幼虫を飼う主婦、ウーパールーパーを飼うリストラされたフリーター、イエアメガエルを飼う母子家庭、そしてイボダガを飼っていた主婦に逃げられてツマグロヒョウモンを飼う元夫(連作)。そんな人達のなんともいえない人間模様と心模様。特に心理描写は芸術性が高し。ちなみに私も一話挿入できる、そう、わたしも飼う人だった。オオクワガタを幼虫成虫含め二百匹余り飼育していたが、大病で手術入院明けの妻に、人生やり直しにあたり願いは何かと問うたら「虫だけは止めて」と言われ一夜で全部処分した経験に涙無不語。実はまだ飼いたい。

2018/11/24

うどん

すっごく細かいところがとても共感しました。なんかよかったです!

2018/02/22

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