雑談藝
「雑談藝」のおすすめレビュー
「単1先輩はもう引退!」 みうらじゅん×いとうせいこうの雑談に思わずクスリ
『雑談藝』(いとうせいこう・みうらじゅん/文藝春秋)
「雑談」がブームだ。書店では、ビジネスパーソン向けのコーナーに「雑談」関連の書籍が数多く並んでいる。契約や折衝、プレゼンなどを始める前に適度な「雑談」で相手との距離を縮め、ビジネスの成果に反映させようというものが多いようだ。
『雑談藝』(いとうせいこう・みうらじゅん/文藝春秋)は、文化放送の「いとうせいこう×みうらじゅんザツダン!」というラジオ番組(2016年1月~2017年5月オンエア)と2016年11月6日に新幹線の車中で録音した音源をもとに書籍化したものだ。冒頭の“ビジネスパーソンの雑談”とはまったく異質のやりとりが延々と続く。
■雑談藝の極意十箇条
「カラス避けCDの話」、「三河安城の話」、「新婚さんの部屋の話」…雑談の内容はさまざまだが、ただ漫然と話しているわけではない。4半世紀に及ぶ著者ふたりの雑談の歴史の中で培った「極意」がある。10ある中からいくつか挙げてみよう。
1.雑談は時と場合によって話を盛ってよし。 3.いいタイミングを計り、相槌を打つことができる「聞き上手」を心がけよう…
2018/2/14
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雑談藝 / 感想・レビュー
たいぱぱ
やっぱりふたりは阿呆です。愛すべき阿呆です。聞いた事はないんですが『ザツダン!』というラジオ番組でのふたりのトークを纏めた本らしいのですが、中高生の時に笑い転げながら聞いてた『ビートたけしのオールナイトニッポン』に通じるものがありました。特にじゅんさんのノーリミットな下ネタには爆笑してしまいました(女性がどう思われるかはわからない💦)。「電池の話」「スマホがフリーズした話」は特に笑いましたね〜。「カラス避けCDの話」で畑で吊ってる鳥避けのCDを選曲してアルバム作ったら良いってアイデアは秀逸。面白そう♪
2022/11/10
GAKU
お二人のゆるーい対談でした。
2018/02/17
Natsuko
みうらさん、すっかりファンになりつつ2冊目。本書は文化放送と新幹線の車中での、いとうせいこうさんとの雑談を録音したもの。ゴロゴロしながら時に声を出して大笑い。ユーモアは生まれつきの問題説、ウォシュレットの話(ノズルと目が合い気まずい説)、走馬灯の話、しゃべる鳥の話が最高🤣リスナーからのおたより紹介は、ラジオネームいじりでなかなか本題に入らず話題が二転三転、深い知識から繰り出すくだらなさ、これぞ雑談藝。ともに仏像旅を楽しむお2人の、決して真面目には語らない友情も好きだ。
2021/09/20
おさむ
文化放送の2人のトークをまとめたもので、ホント内容ありません笑。よくまあここまで意味がなく話を転がしていけると、感心します。冒頭にある「雑談の極意」が庶民には参考になりそうです笑。時と場合によって話を盛って良し。わかりやすく脚色する。大切なのはピッチがあっているかであり、内容は二の次。単語と語感が似ている言葉や出来事があれば、話を振って転がしていく。何かに例える場合、最近の言葉は風化しやすいので小中高の教科書の言葉を選ぶ。雑談の最終目的は「相手も同じこと、思ってたんだ」と喜びを感じること。ホントに芸ですね
2018/10/30
五月雨みどり
ホントはまだ途中なんだけど,感想書きたい。うずうず。もうね,なんだろうなこの多幸感は(笑)。みうらじゅん優勝。金メダル。MVP。もちろん,いとうさんの合いの手あってのじゅんなんだけどさ。いやー,いいよね。転職先の社員食堂で昼休みに少しずつ読んでんだけどさ,全身からこみあげてくる笑いが抑えられないの。声出さないでいるのが精一杯(マスクありがてー)。涙まで出ちゃってさ。そんでなんだか午後の仕事までが楽しみになってくるからすごいよね。みうらじゅん神。
2022/05/20
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