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監禁面接

監禁面接

監禁面接

作家
Pierre Lemaitre
ピエール・ルメートル
橘明美
出版社
文藝春秋
発売日
2018-08-30
ISBN
9784163908922
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監禁面接 / 感想・レビュー

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starbro

ピエール・ルメートルは、邦訳された全作品を読んでいる作家です。バリバリの新作かと思いきや、「その女アレックス 」の前年(8年前)の作品でした。邦題と内容が合っていない気もしますが、想定外の展開で楽しめました。日本では絶対起こらない事件のような気もしますが・・・本作は、エログロがないので、苦手な方にもオススメです。

2018/10/04

遥かなる想い

2019年このミス海外第8位。 中高年の就活を題材にした再就職サスペンスで ある。語り手アランの必死さと 裏に広がる 不気味さが、読書のスピードを速める。 いったい何が起ころうとしているのか? 就職先企業の重役会議の襲撃が 最終試験という 設定が 意表を突くのだが… この後の 予想もつかない展開は 著者らしい。 「アレックス」の残虐さは 影を潜めて、 ニコルとの愛に生きたいアランに幸せは 来るのか?最後は 少しホンノリする、そんな作品だった。

2019/01/19

のぶ

大変にユニークなリストラ小説であり、再就職の物語だった。主人公のアランは57歳でリストラに遭い、失業中の身。ある会社に応募して最終試験に残ったのだが、試験の内容は、就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよというものだった。第二部に入り、それがロールプレイングとして描かれる。現実との二重構造になっているので、ちょっと複雑なのだが、アランの姿が多角的に見えてある意味面白かった。ずっと読み続けているルメートルの小説だったが、抽斗の多さを感じさせる作品で、これから先も目を離せない作家だ。

2018/10/20

hiro

ピエール・ルメートル作品は、『その女アレックス 』をはじめ5冊目。この分厚く重い本を手に取ったときは、ワクワクしていたが、寝落ちを繰り返した2週間で、『黒い管理職』は、期待を見事に裏切ってくれた。失業中の主人公アランにはまったく魅力を感じない。しかし、ルメートルだから最後のどんでん返しだけを期待して読んだ。その期待は、読者だけでなく、アランの家族を最後まで裏切った。元人事部長のアランだが、決してこんなアランの部下にも上司にもなりたくない。この人間性では少なくとも管理職、しかも人事部長としては適任ではない。

2018/10/12

k5

ものすごいページターナーでした。ルメートルってもともと設定は結構やんちゃな感じで無理する印象ですが、本作の穴だらけっぷりはかなりすごい。それでも夢中に読んでしまうのは、57歳で失業4年目の主人公アランの人間味と、リアリティある家族とのすれ違いがあまりに切実だからでしょう。ルメートル作品って一貫して、理解されないことの苦しみが人間につける炎のようなものを書いていると思っていて、この作品もそれが本当に痛切です。ラストシーンで少し『マルタの鷹』を連想します。

2021/05/05

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