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炯眼に候

炯眼に候

炯眼に候

作家
木下昌輝
出版社
文藝春秋
発売日
2019-02-14
ISBN
9784163909684
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炯眼に候 / 感想・レビュー

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starbro

木下 昌輝は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。書き尽くされている織田信長を著者がどう書くか楽しみで読みました。信長炯眼連作短編集、著者ならではの斬新な視点・テーマで感心しました。オススメは『偽首』&『弾丸』です。著者は二度直木賞にノミネートされていますが、三度目の正直、本書で直木賞受賞でも良いかも知れません。但し、炯眼の織田信長が、明智光秀の謀略を見抜けなかったのが不思議です(謎)

2019/03/28

いつでも母さん

木下版信長!七話全て主役は違う。が、どれもが信長を描いている。こんなにも惹きつけられる人物・信長を木下さんが読ませてくれる。史実を絡めながら信長ならそう言ったかもと思わせてくれる。どれも面白いが好みは『偽首』『軍師』『首級』で、信長の首は何処に眠っているのでしょうね。秘すれば花でしょうか?あちらから信長の視線が届きそうです。タイトルも好きです。

2019/03/08

yoshida

歴史の革命児・織田信長。旧弊を払い合理的かつ斬新な発想で天下布武を進めた英雄。様々な局面での信長の「炯眼」を、仕えた部下達の視点も交え描いた作品集。気圧や気候の変化による偏頭痛持ちの部下から、気候を読み取る。長篠合戦での鉄砲隊の真の狙い。敵の心理を利用した鉄甲船等。いずれも新しい解釈であり興味深く読む。本作は明智光秀が早くから、信長を弑する為に暗躍する。歴史に「if」は無いが、信長の炯眼で光秀の企みを看破して欲しくもある。短編集ということもあるが、人物描写がやや浅い印象があり勿体ない。とは言え楽しく読了。

2019/05/03

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

木下昌輝の信長もの、連作短編集。信長の鋭い洞察力は、今さら言うまでもないが、それをあまり歴史の表舞台には顔を出さないような人たちの逸話をとおして語っているところが新鮮で良かった。短編集の細切れ感は個人的にはどうしても正直ウェルカムとはいかないが、本作は最終章でうまくまとめ上げ、また別な景色への展開へと期待を持たせてくれたところがあって、まあ良かったかなといった感じです。

2020/01/12

nico

家臣等身近な人物による「織田信長像」をまとめた連作短編集。物事を鋭く見抜く力のある信長。確かにこれ程までに世の行く末を見極めた武将はなかなかいない。炯眼によりテッペンまであと少しの所まで登り詰め、家来からの信頼も厚かった信長。けれど一方で、炯眼であったが故に敵も多かったこともまた事実。男の嫉妬は表に出づらいため、知らず知らずの内に根深くなっていくものだ、と改めて知る。ラストの描き方はしてやったり、とちょっといい気分。未だに謎めいた信長の最期も、こういう結末だといいのだけれど。『弾丸』『首級』が良かった。

2019/08/25

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