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極夜行前

極夜行前

極夜行前

作家
角幡唯介
出版社
文藝春秋
発売日
2019-02-15
ISBN
9784163909745
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あらすじ

本屋大賞『極夜行』完成までの三年間に何があったか
『極夜行』完結に要した時間は三年。天測を現地で学び、夏にはセイウチに襲われた。そして犬との愛憎物語等スリリングなプロセス。

極夜行前 / 感想・レビュー

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信兵衛

メインはやはり「極夜行」ですから、本書はさらに興味があるという方に向けた準備旅の記録と言って良いと思います。

2019/03/19

たらお

この本を読んでから「極夜行」を読むと時系列はつながるが相当長いことから、「極夜行」を読んで、冒険の前段に興味をもつ人が読む本。旅の連れ犬との出会いや本番に向けての準備の旅が描かれる。極夜行では展開に緊張と緩和があったが、こちらは「寒・氷・風・凍傷・重・闇・白夜」といったハードなところが続くので一気に読み切ることができず、旅と同様、短くページを稼ぎながら読んだ。すべては極夜行のための旅で相当な時間と金と思い入れをつぎ込んでいるが最後に著者を落胆させる大きなオチ2つあり。そして海象との対面はもはやホラー。

2019/03/05

vianase

極夜行に向けて準備をされていた時期の記録。本番の極夜行よりも手探り感が満載で、ある意味、冒険らしさが濃く出ていた。角幡さんの冒険に対する思いを通して、彼の仕事に対する考え方が強く伝わってきた。周りからどう思われるかではない、六分儀など手動の観測機器を使用した本当の意味での行程を達成すること、自分の年齢を鑑みて、成熟と体力が一致した現在に極夜行を決めたこと…。極夜行の背景には、こういった強い意思が存在したのだな、と思った。犬や海象など、動物とのくだりも、とても臨調感を感じてよかった。

2019/03/07

tkokon

【冒険論】角幡氏は本屋で新著を見かけると必ず買ってしまう著者のひとり。極夜行の後で読んだが、この順序で良かった。子犬だったウヤミリックが角幡氏との旅を通じて、時にDV男のように暴力的になる角幡氏の怒りを受けながら、大人の犬になっていくのが良い。死がすぐそこにある厳しい自然環境の中での犬と人間の相互依存関係。暖かくも緊張感のある関係。「デイマ」のくだりはぞっとしたが「価値を生まないものを生かしておく余裕」のない厳しい自然で生きていくというのはそういうことなのだ。また極夜行が読みたくなった。

2019/03/02

さち

極夜行を読み返したくなる一冊。犬好きには厳しいかもしれない描写があるけれど、ペットじゃなくて、冒険の相棒なのだから仕方ない。可愛がっていても、いざという時には食べる気になれるのだから、冒険家は凄い。

2019/03/08

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