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瞳のなかの幸福

瞳のなかの幸福

瞳のなかの幸福

作家
小手鞠るい
出版社
文藝春秋
発売日
2019-02-22
ISBN
9784163909783
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瞳のなかの幸福 / 感想・レビュー

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ケイ

すいすいすいっと読んでいながら、どこか引っかかっちゃう。自分探しは大切、自分らしく暮らす。のような特集は、雑誌でよく特集されていた気がするが、どこかでしっぺ返しがあるのではないかと、この特殊な2020年には特に思えるということなのかもしれない。共感ポイントが探せなかった。猫は好きで、今も飼いたくて仕方ないのにもかかわらず。

2020/10/18

みかん🍊

35歳独身、実家の弟から結婚しろと心無い言葉を投げつけられ、庭付き一戸建ての家を買って一人好きなように暮らし始めた妃斗美はある日子猫と出会う、婚約破棄されもう恋人はいらない、好きな仕事は順調、猫さえいれば満たされて幸せ、こんな生活ちょっと羨ましいかも、猫を溺愛する姿も猫好きとしては微笑ましく分かるわかると言いたくなるがこの際男性の姿はちらついて欲しくなかった気がする。

2019/07/19

モルク

婚約破棄された過去を持つ35歳独身の雑誌社の副編集長妃斗美が主人公。実家の母、弟は結婚を急き、それに反発する妃斗美は一軒家を買うことに。そしてそこで牡猫の雷ちゃんとの出会いが。猫を通して彼女の生活、心境に変化があらわれる。猫さえいれば幸せ、まさに溺愛し猫バカになっていく妃斗美。そして新たな恋の予感も…。ラストはできすぎ感が否めないが、まあいいか。表紙のねこちゃんが可愛いすぎるので許す!そして溺愛し夢中になれるものがあるってちょっとうらやましい。

2019/05/27

Ikutan

28歳で婚約破棄され、35歳になった妃斗美は副編集長の仕事に生き甲斐を感じつつも、自分の未来を描けず自分探しの日々を送る。そんな彼女が見つけ購入した理想の家。そして、その家に暮らし始めて出会った唯一無二の存在。もうね、仔猫の雷ちゃんに出会ってからの妃斗美の変わり様といったら!『猫を飼うんじゃなくて愛を飼う』のだそう。まあね、この表紙のように見つめられたら、犬派の私でもメロメロになっちゃうかも。ラストはハラハラドキドキしちゃったな。やっぱり、ネコ好きな人にはネコ好きな人がお似合いなんだろうな。

2019/04/06

しゃが

「幸福」という語彙が生活のなかでしっくりこなく、好きではない私だが、小手鞠さんの作品だから手に取った。最初はよくある30代の働く女性を取り巻く環境のようなものかと読み進めていた。が、挿入詩や名言のようなものも含め、ラストはホッとできた。主人公妃斗美さんは自分の考える選択肢のなかから一つではなく、多様な生きかたを歩み始めることに好感がもてた。「あれもこれも」の生きかたでもいいのだ。猫マニアのかたには癒される作品かも…。

2019/03/24

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