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愛が嫌い

愛が嫌い

愛が嫌い

作家
町屋良平
出版社
文藝春秋
発売日
2019-06-27
ISBN
9784163910444
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愛が嫌い / 感想・レビュー

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starbro

町屋 良平は、新作中心に読んでいる作家です。今時の若者の連作短編集の佳作、オススメは表題作の『愛が嫌い』です。本書は、図書館の予約も容易で、読メの登録も少ないので、著者は売れない芥川賞作家まっしぐらのような気がします。

2019/07/31

ででんでん

両親は甘えたいときは甘えさせてくれ、無視されたりいやなことを強要されたりもしない…ただひとつ2時から6時までは家にいてはいけないと言われるいつきくん。学校では人望があり、運動神経にすぐれ、成績も悪くない11歳。でも「いつきくんはいつきくんを止めたかった」。両親の都合で束の間事態は変わるが、また都合で元に戻る。それこそが強要だけれど、その間にもいつきくんの背は伸びていく。河原でいつきくんと夜を共にする「かれ」。そしてどこか似ている「かれ」たちが描かれる計3編。「充足は世間でいうぜつぼうと表裏一体」

2020/05/31

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

『しずけさ』☆5.5 あいかわらずな自由と奔放。故に、テヘヘ、“萌え萌え”てしまう。 『愛が嫌い』☆5.0 これは、中庸。 『生きるからだ』☆4.0 撥ねすぎてて脳が追いつかない。

2021/01/30

アマニョッキ

町屋さんの新作は「しずけさ」「愛が嫌い」「生きるからだ」の三篇。町屋さんの世界を、五感を、優しさを、わたしは飾られたような綺麗な言葉で語りたくはない。なのでレビューは放棄します。わたしの凡庸な言葉では町屋さんの素晴らしさは語れません。ただひとつ、わたしがドラクエやってるこのタイミングで「しずけさ」の椚くんも「生きるからだ」のかれもドラクエやってたので、やっぱり運命は感じました。わたしは5でかれは6。椚くんのやってたドラクエはどれだろう。たしかにチャモロは毒におかされがち。町屋さん、一生ついていきます。

2019/08/29

りつこ

わわ、なんだこれは。ちょっと今まで読んだことのない感じ…。「うわっわかるっ」と親し気に腕をつかんだものの、「あっやっぱわかってなかったかも」とそっと離す感じ。人間をフラットに全く別の視点から見ようとしているような…でもそれが奇をてらっていなくて…自分にも覚えがある部分…身につまされるところがたくさんあって、心地よさと居心地の悪さ、両方がある読後感。「しずけさ」「愛が嫌い」「生きるからだ」どれもよかったなぁ。他の作品も読んでみよう。

2019/09/06

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