日々我人間2
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「日々我人間2」のおすすめレビュー
『週刊文春』人気連載の伊豆ネイチャーマンガ『日々我人間』第2巻! 「無事発売された」とファンが安堵する理由とは
『日々我人間』(桜玉吉/文藝春秋)
3年ぶり! 桜玉吉氏の『日々我人間』(文藝春秋)の第2巻が発売された。2013年の9月から週刊文春にて、細く長く連載中の本作は、ゆるりと暮らす初老のマンガ家、玉さんのノンフィクションコミックエッセイであり、彼のファンにとっては生存確認の記録である。
2016年11月に発売された第1巻の内容は、隣人(?)たちに悩まされる狭い漫画喫茶での日常から、伊豆の山荘への移住だった。今回の第2巻も引き続き、完全に居を移した伊豆での毎日を描いている。おもしろおかしく、どこかせつなく、そして“妬みそねみ”を交えたおなじみの玉吉節で、である。
連載300回を迎えた本作。すっかり伊豆ネイチャーマンガ家となった桜玉吉氏自身についても解説しつつレビューしていこう。
元気で何より! ファンに愛され続けるマンガ家、桜玉吉とは “桜玉吉”と聞いても、ひょっとしたらわからない若人もいるかもしれない。なので、まずはかんたんに解説する。
まず彼はギャグマンガ家だ。1980年代から1990年代にかけて、実在のゲームを題材にした『しあわせのかたち』(KA…
2020/3/22
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日々我人間2 / 感想・レビュー
marua
なんか、まろやかになりましたね。もはや日常のムカデとの戦いの合間に娘ちゃんが彼氏連れてくるとか、しあわせ4巻の巻末写真を思い出してわし自身が感無量になってみたり。かと思えばSurfaceの話って前巻だっけゲイツちゃんの方だっけとうろ覚えなのに本棚を漁るに至っていない。
2020/02/16
HK
とても面白い。なんということのない出来事を面白くマンガにする力は当代随一かもしれない。作者は『しあわせのかたち』が後期に日記マンガ化した1990年頃以来、実に30年間断続的に日記マンガを発表し続けており、愛読者のなかには本作を知人の近況のように感じる人も一定数いると思われる。
2020/01/26
jojoemon
超絶安定感のいつものエッセイ。読んでいて玉吉さんの生活ぶりを確認して安心している自分が何か変な感じ。こういう本が未だに紙で出版されて本屋で買えるありがたさを感謝。
2020/01/23
伊豆急太郎
奥村さんとはすっかり生涯の友になったなあ。
2020/01/26
Shadow Kunimoto
連載が続いていることが何よりも嬉しい。 巻末のO村さんとの対談が穏やかで当然ながら年取られたんだなあ…と。どんな形であれずっと読み続けたい作家さんです。
2021/01/20
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