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コータリン&サイバラの 介護の絵本

コータリン&サイバラの 介護の絵本

コータリン&サイバラの 介護の絵本

作家
神足裕司
西原理恵子
出版社
文藝春秋
発売日
2020-08-27
ISBN
9784163912486
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「コータリン&サイバラの 介護の絵本」のおすすめレビュー

「介護される側」の気持ちに触れて気づく大切なこととは? コータリン&サイバラの『介護の絵本』

『介護の絵本』(神足裕司、西原理恵子/文藝春秋)

 40代を超えてくると、いよいよ気になってくる「介護」のこと。いざその時に、自分はどうしたらいいのか。中には雑誌の特集をのぞいてみたり、介護体験記を読んでみたり、なんとなく心の準備をしはじめる人もいるだろう。ところで、そんなときに入ってくるのは圧倒的に「介護する側」の視点が多い。もちろん、自分がその立場になった時のシミュレーションと考えれば当然だろうが、もしかしたらそこでは「介護される側」の気持ちは置き去りにされているのかも…コラムニストの神足裕司さんと漫画家の西原理恵子さんの書かれた『介護の絵本』(文藝春秋)は、そんなことに気づかせてくれる一冊だ。

 コラムの執筆だけでなくテレビやラジオでも幅広く活躍していたコータリンこと神足裕司さんは、2011年9月にくも膜下出血に倒れて失語症、左半身不随となり、現在は「要介護5」の認定を受けほぼ寝たきりの生活を送られている。とはいえ2012年からは自宅で介護を受けながらコラムニストとして復活しており、すでに著書も2冊。老人ホーム検索サイト『みんなの介護』ではコラ…

2020/9/19

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コータリン&サイバラの 介護の絵本 / 感想・レビュー

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prime

やっぱり、コータリンとサイバラさんのコンビの本は最強! 一見介護の絵本と言う事で怯みますが、コータリンのエッセイにホロッとします。 一瞬コータリの病気について考え どうもお涙ちょうだい的に読みがちです。が!普通の普通のエッセイとして確立させるのはサイバラさんの絵です 誰でも 普通に介護出来る世の中を楽しく目指している大人の絵本です

2020/11/14

marua

実際に介護を受けている作家が「自分の言葉で」体験を綴ってそれを読めるって、稀有なこと。しかもずーっと読んでたコータリンの文体から全然変わってない。それがうれしかった。車好きの観点も交えて語られる車いすの未来や介護車両の話は、経験がないからこそ新たな視点を与えられた感じ。明日は我が身として記憶しよう。それにしても、ご家族が素晴らしい。サイバラもちょいちょい毒入れてるけど、やっぱり優しいもんなあ。

2020/10/04

サクラ

週五でヘルパーさんを頼めるってすごいですよね。自動排泄処理装置や、福祉車両をぽんと買えたり…例えば今、介護で苦労なさってる方みんながこうなれば良いのに。

2023/07/09

イワハシ

『恨ミシュラン』のコンビが、介護問題に取り組む。というか、神足裕司自身が介護当事者になったので(要介護5とのこと)、その感想を綴っているもの。西原理恵子の切れ味が鈍いが、それも仕方ないのかな

2021/09/03

長友雪乃

くも膜下で倒れた『要介護5』の著者からの目線。 最初はほぼなにも出来ないけれども諦めずに努力すれば出来る様なこともあることを教えてくれた本。 『要介護5』からいったいどのように見えるのか、感じるのか利用者の気持ち、体感、体験等が小難しくなく分かりやすく読める本です。 また、西原さんのイラスト+コメント?がまた面白く介護側からの目線もはいっている本です。

2021/05/14

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