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善医の罪

善医の罪

善医の罪

作家
久坂部羊
出版社
文藝春秋
発売日
2020-10-23
ISBN
9784163912783
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善医の罪 / 感想・レビュー

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starbro

久坂部 羊は、新作中心に読んでいる作家です。安楽(尊厳)死を考えさせられる医療ミステリ、超高齢化、認知症の増大、老人徘徊・行方不明の激増の社会では、安楽(尊厳)死法の早期法制化が必要です。いずれにしても、私は、善意のハーフ美人女医の味方です(笑) https://kusakabe-yo.com/

2020/11/06

ウッディ

患者の遺志を尊重し、穏やかな最期を迎えるため、無為な延命治療を止めた医師のルネは、3年後、同僚の医師と看護師の妬みから、告発される。法的に安楽死が認められていない日本では、患者や家族のことを想い善意で行った処置が殺人の罪に問われてしまうという問題を提起した考えさせられる物語でした。かけがえのない命を扱う職業だからこそ、善意と悪意という曖昧な基準で、尊厳死や安楽死への行為が正反対の意味を持ち、裁かれてしまうことの危惧を感じた。欲と保身で罪をでっちあげようとした悪党たちが、本来の医療を歪めるのかもしれない。

2021/05/04

kaoru

中堅医師白石ルネは、脳卒中で危篤になった患者の延命を中止したことで3年後に遺族から訴えられる。彼女に嫉妬する麻酔医や看護師、病院側の様々な思惑などが絡んで窮地に立たされるルネをさらに追い込むメディア。尊厳死に対する法の未整備、裁判所側の医療に対する無知さなど現代日本の問題をえぐる視点は現役医師だからこそ。人の生死という大きな問題であるため法も慎重にならざるを得ないのだろうが、高齢化が進むばかりの日本では避けて通れない問題だ。医学という世界に潜む歪みも書けている。山際医師や寺埼弁護士など良心を持った→

2021/01/23

ゆみねこ

延命治療の中断を決意し家族の同意のもと器官チューブを抜いた主治医・白石ルネ。。その直後に起きた予期せぬトラブル、見守る家族にショックを与えないようにととった措置。しかし3年後カルテと看護記録の食い違いを告発された。殺人罪で逮捕・起訴、そして判決。帯の「善意の名医か、患者を殺した悪魔か」、とても読み応えがあり、尊厳死と安楽死について考えさせられた1冊。

2020/12/15

さっこ

延命治療と尊厳死。医師や家族が直面する最期の看取り方。すでに脳死状態の患者への延命治療の中止が思わぬ波及を見せ殺人罪で起訴された白石ルネ。「誰もが死を拒絶することは出来なくて、せめてそれを穏やかにするのが医師の務め」心に残りました。とても重いテーマでした。そして、悪意にまみれた人間が多くて、辟易してイライラしました。

2021/02/23

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