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中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない

中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない

中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない

作家
中野京子
出版社
文藝春秋
発売日
2020-11-26
ISBN
9784163912912
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中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない / 感想・レビュー

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みっちゃん

たった1枚の絵中にこんなに様々な事情、背景、物語があるなんて。中野京子さんの多彩な解説で、ただの平面の絵画が奥行きと広がりのあるものに感じられる。自分の乏しい想像力が喚起される。何度見ても怖いな、と思ってしまうのはバーン・ジョーンズの「赦しの樹」まるであの貞子の如くにゅるにゅると木から伸びた肢体、自分を棄てた男だけをじっと見据える無表情な顔、男の身体に絡み付いた腕は決して離されないだろう。怯え、怖れる男の顔。でももう無理、絶対逃げられない。この後どうなるのか。想像するだに恐ろしい。

2021/01/22

keroppi

絵は運命の瞬間を描き出す。人の生死や心の奥底までも。同じテーマやシーンでも、描く人間によって、見方が変わってくる。二つの絵を提示し語っているものは、特に面白い。作家により、こうも違うものか。一番惹かれたのは、鴨居玲「1982年 私」。心の叫びが聞こえくるようだ。この本で、今年ちょうど400冊目となった。もう1冊いけるかどうか。

2020/12/29

あっか

新刊。運命の絵シリーズ(?)第三弾の由(←使いたかっただけ笑)。全31作の絵画と中野さん節が利いた解説が掲載されています。こんな方が美術の先生だったら、世界中の誰しもが美術(付随して世界史も)大好きになるに違いない。そんな確信を抱くほど中野さんの講義は面白いです。1枚の絵画から、その当時の国の歴史や情勢だけでなく書き手の心理や人生まで紐解いてえぐってしまうのだからつい惹き込まれてしまう。ちょっと俗っぽいのがまたちょうど良い感じに知的好奇心をくすぐり満足させてくれます。早くもまた次の新刊を読みたくなる!

2021/01/14

星落秋風五丈原

ルクレツィア対決はやはりレンブラントがいいな。

2020/12/15

読特

「戦士の運命」「鉄道駅の運命」「麻酔手術の運命」「神殿の彫刻の運命」「画家の運命」「絵画作品そのものの運命」・・、絵画から紐解く。でも、やはり語りがうまいのは「女の運命」。メタンにトランスした神託を授ける巫女。辱めを受け、夫の名誉のために自殺したルクレツィア。いや、命を捨てて訴えたかったのは”男社会への糾弾!”。ギロチンに向かう16人の修道女。コーラスの歌声も1人1人と消える。この刑法は1977年まで執行されていたというから恐ろしい。いやいや、本当に恐ろしいのは死刑制度を存続させているどこぞの国か。

2021/01/24

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