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琥珀の夏

琥珀の夏

琥珀の夏

作家
辻村深月
出版社
文藝春秋
発売日
2021-06-09
ISBN
9784163913803
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琥珀の夏 / 感想・レビュー

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starbro

辻村 深月は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。2年ぶりの長編、期待して読みました。カルト集団に育てられた子供たちの未来、著者が書くとこういう物語になるのは解ります。但し、もう少しサプライズが欲しかった気がします。対局で思いっ切りエンターテイメントに走ると「高校事変」になるんでしょうね。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6323?ud_book

2021/07/06

いつでも母さん

子どもは『見てる』子どもは『感じている』多感な年頃を経て大人になって記憶の蓋が開く時、真実を語る時は‥明かされる時は‥今、来た。答えて欲しかっただけ。教えてほしかっただけ。どれほど真剣な眼差しで子どもと向き合えて来ただろうか‥大人の都合でうやむやにして来たあれこれを、自分の心から抉り出させる辻村さんが嫌いです(イヤ、好きです)「ミライの学校」胡散臭いとは思いながら、引き込まれて貪るように読んだ。光ある好みのラストにホッとした。

2021/07/10

のぶ

途中、読んでいて辛く感じる部分もあったが、読み通して辻村さんの優しさに溢れた作品だと思った。カルトと言われた団体組織〈ミライの学校〉の敷地から子供の白骨死体が発見されるという事実を中心に物語は展開する。主人公の弁護士、法子は、遺体が自分の知る少女ではないかと疑っていた。法子は幼い頃、〈ミライの学校〉に参加していた。そこは自主性を育てるために親と離れて子供たちだけで共同生活を送る場所だった。30年が経ち、事件の弁護を引き受けた法子に、どんな結末が待っていたのか?いろんな要素が含まれているが良い本だった。

2021/06/22

美紀ちゃん

白骨死体?何があったのか? 初めから鷲掴み。 ミライの学校に関わるたくさんの人に話を聞き、少しずつ真実がわかっていくが、 本当に知りたかったことは? ミカも、ヒサの死因を知りたかった。 その時のモヤモヤが大きすぎて、全部をなかったことにしてしまい、 今でもモヤモヤしたまま生きてきたミカ。 問答を大切にしてきた場所なのに。 ミカはその死因や隠蔽の理由について、その当時に話し合うことができなかったことをずっと後悔している。 ミカの家族が一緒に暮らせて、そして幸せになれるといいなぁと思った。

2021/07/09

とん大西

久々の辻村さん…力作でした。子供の自主性、自立精神。自己欺瞞に耽溺する人の親からすると甘美に響く言葉かもしれない。「ミライの学校」-穏やかなカルトが育む子供達に未来はあったか。金科玉条を唱える大人どもは未来をみせていたか。あの夏、ノリコとミカの幼い邂逅。でも引き寄せられるように交わした想い、泉の畔で。…時は過ぎた。理想の学園は批判の的となった。跡地で発見された少女の白骨。あの日の面影を残しながらも弁護士として向き合う法子。慈しみ、怒り、哀しむのは琥珀にとじこめた思慕。最終章、圧巻も圧巻。さすがです。

2021/07/05

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