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古くて素敵なクラシック・レコードたち

古くて素敵なクラシック・レコードたち

古くて素敵なクラシック・レコードたち

作家
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2021-06-24
ISBN
9784163913834
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古くて素敵なクラシック・レコードたち / 感想・レビュー

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旅するランナー

クラシック音楽のことも、そうだ、村上さんに聞いてみよう。ですけど、この本はとってもマニアック。村上さん保有のクラシックレコードの中から、楽曲ごとに複数枚セレクトし、個人的感想でもって紹介されます。音楽をレコードで聴かなくなった者にとっては、手の、いや、耳の届かない世界。メンコン・チャイコン、ソノリティー(音の響き方)などが理解できる方にはギリギリ共感できるレベル。僕も、ダヴィッド・オイストラフによるヴァイオリンの美声あたりは納得できます。クラシック音楽への敷居を高くしちゃうかなぁと心配です(個人的推測)。

2022/01/05

starbro

私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作をコンスタントに読んでいます。前回のTシャツ本と同じスタイルだと思い、書店を巡りましたが立読み出来る店は厳しく、漸く見つけて頁を捲ったら文章が長すぎて断念し、図書館に予約して読めました。著者はジャズのイメージが強く、こんなにクラシックに造詣が深く、幅広く聴いているとは思いませんでした。私は、クラシックは初心者なので、半分も理解していませんが、レコードのジャケットは複数枚ではなく、イチオシの1枚にした方が良かったと思います。7月は、本書で読了です。

2021/07/31

美紀ちゃん

村上春樹さんの、おうちにあるLPレコードの内訳は、 ジャズが7割、 クラシックが2割、 ロック・ポピュラーが1割。 ジャケットが小澤征爾さんのやつがたくさんあって、若い。 とにかくたくさんのレコード。村上春樹さんのクラシックレコードに対する愛情を感じた。 私はApple musicのサブスクで音楽を聴いている。 検索すると出てくるので 聴きながら読んだ。 邦楽ロックが好きだが、 たまにはクラシックもいいなぁと思う。

2021/10/25

たいぱぱ

会社の休憩室で洋楽ファンの同僚と音楽の話で盛り上がってると、他の同僚から「たいぱぱさん達が何言ってるのか?さっぱりわからない」と言われたことがありますが、まさにそんな一冊(笑)。ド素人の僕には指揮者で音楽が変わるってのが不思議です。ビートルズの歌をメタリカの演奏でサラ・ブライトマンが歌うようなもんなんだろうか?CDのプラスチックケースを眺めていても幸福な気持ちになれない。インターネット関連など語るまでもない。古いLPレコードにはオーラがあると序文で語られていますが、それはめちゃくちゃわかりますよ!

2021/11/18

ジョンノレン

コメントは独特な春樹節かと思いきや、実に謙虚でオーソドックス。ごく自然に指揮者、オケ、演奏家の印象を評していて好感が持てた。参考までにyoutubeで聴き比べを試みたけど、オケ違い時期違い多数。とはいえ様々な演奏をこの本に沿って楽しめた。R.シュトラウス、シュワルツコップな四つの最後の歌はピッタリ意見一致。ケンペのドンファンは超早R。薔薇の騎士が外れていたのは寂しい。モーツァルトのピアノ協奏曲23番や四重奏曲「不協和音」も。特に23番の2楽章聴き比べお勧めなんだけど。成り行きで集めた中からの選曲の由。

2022/12/25

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