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透明な螺旋

透明な螺旋

透明な螺旋

作家
東野圭吾
出版社
文藝春秋
発売日
2021-09-03
ISBN
9784163914244
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「透明な螺旋」のおすすめレビュー

東野圭吾『透明な螺旋』&文庫『沈黙のパレード』発売記念!「刻印入りバカラグラス」や「湯川ブレンド」が当たるチャンス

『透明な螺旋』(東野圭吾/文藝春秋)

「ガリレオ」シリーズ最新長編『透明な螺旋』が2021年9月3日(金)に発売された。同シリーズといえば、“ガリレオ”と称される天才物理学者・湯川学が常識を超えた謎に挑むミステリー小説。シリーズ累計1400万部を突破するなど、モンスター級の売り上げを記録している大人気作品だ。

『沈黙のパレード』(東野圭吾/文藝春秋)

 文藝春秋は、『透明な螺旋』の発売と、『沈黙のパレード』が2021年9月1日(水)に文庫化されたことを記念して、2つの特別キャンペーンを実施。ちなみに『沈黙のパレード』は、2018年「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に輝いた過去を持ち、2022年の映画化が決定している。

2021/9/18

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透明な螺旋 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

パトラッシュ

ガリレオシリーズの1冊というより、湯川学が探偵役を務めながら彼の人生が絡む人情ミステリと読むべきか。犯行スタイルに特段のトリックやひねりはなく、湯川が科学により事件を解決することもない。殺人動機も『容疑者Ⅹの献身』に似ていて途中で先が読めてしまうし、最後に判明する意外な事実もとってつけたようで偶然が過ぎる。近作の『希望の糸』や『白鳥とコウモリ』などの系譜に属しており、本格物を期待していた読者には肩透かしだ。しかし重箱の隅をつつかず純粋にエンタメとして見れば、東野さんらしい軽快で楽しめる読み物になっている。

2021/10/28

射手座の天使あきちゃん

あらあら、東野さん とうとう科学や物理のトリックがネタ切れなの? と思うほど今回は、肉親の情愛後方2回転宙返り、ガリレオ先生出生の秘密横ひねり、みたいな出来栄えでした。もう少しG難度かH難度のトリックが欲しいところでしたね(笑)

2022/08/20

bunmei

湯川博士が意外な展開で登場し、名コンビの内海と草薙と共に、殺人事件の謎に迫るガリレオシリーズ。戦後の貧しい時代から現代までの3世代に渡る悲哀の連鎖をバックボーンとした事件は、いかにも東野作品。また、クールな湯川博士も、親の介護に携わり悪戦苦闘しているシチュエーションにも年月の重みを感じる。今回は、そんな湯川博士が、容疑者との関りを疑われる中、彼の出生の秘密までもが事件の謎に関わってくる。本シリーズの醍醐味であるサイエンストリックの謎解きは本作では封印。ヒューマンタッチのミステリーとして仕上がっている。

2021/09/16

うっちー

映画化されるのでしょうが、映画を見ているような小説でした

2021/09/06

Nobu A

東野圭吾著書X冊目。残念ながら本サイト登録前の読了本は正確な冊数不明。それよりも読了済みか未読了か把握出来ていないのが憂鬱。全著書読みたいだけに。久々の一気読み図書館本。温泉施設に携帯し入湯を繰り返しながら休憩中に頁を繰る手が止まらなかった。特に登場人物のやり取りが粋。湯川と草薙の根拠のある仮説とこじつけの妄想との違い等、現実的ではない。同等の知的レベルが必要だが読む分には楽しい。また、隠れ命題でもある片親の養育問題や生き甲斐を巧みに組み込み、感情移入しやすくした物語展開。相変わらず読み易い筆致。

2023/07/16

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