読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ブルースRed

ブルースRed

ブルースRed

作家
桜木紫乃
出版社
文藝春秋
発売日
2021-09-24
ISBN
9784163914336
amazonで購入する Kindle版を購入する

ブルースRed / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。6年前に読んだブルースの続編、ダークヒロイン影山莉菜が主人公の連作短編集、シャンソンやジャズが流れる釧路の渋い世界、雰囲気は好きでしたが、短編のせいかあまりしっくり来ませんでした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6610

2021/10/12

いつでも母さん

前作は指が一本多い男・影山博人しか覚えていない。その血の繋がらない父・ヒロトをして「男と違って女のワルには、できないことがない」と釧路を裏から支配する影山莉菜の生き様。のっけから桜木紫乃の世界だった。喪ってなおその存在感を示すヒロトに囚われている娘が私には哀しい。ヒロトの血をひく幼子・武博の後継者として、その行く末をざらつく思いで、共に見守った気にさせられる不快な感情もまた、私の好きな桜木作品だった。本作も女を描くのが巧い。その中で弥伊知に惹かれる私もまた哀しいか。番外でRedに対する物語も読んでみたい。

2021/10/15

ゆみねこ

釧路の町を裏で支配する影山莉菜。亡父博人の血を引く武博を代議士にさせるため様々な敵を排除してゆく。武博の行く末を見届けた莉菜が選んだ生き方は?博人の遺したものに縛られて生きた女たちの物語か。博人の最期が少し解り辛く感じたのは前作の記憶が曖昧なせいなのか。『ブルース』もう一度読み直さないと…。

2021/10/13

のぶ

「ブルース」の続編らしいが、自分はそれを読んでいない。問題なく読む事ができたが、前作を読んでいれば、より楽しめただろう。10の短編のようになっているが、ストーリーは結びつくので、長編として読む事ができる。舞台は釧路。主人公は影山莉菜で釧路の街を、裏社会から牛耳っている。全体を通し何ともうら寂しい物語だ。寒風が体を吹き抜けていく感じがする。それが桜木さんの持ち味でもあるが、誰にも感情移入できず、それぞれが孤独に生きている。文学としては優れているかもしれないが、個人的には乗り切れない一冊だった。

2021/10/12

akiᵕ̈*

今は亡き惚れた男の背中を追い、その残していった者を生き甲斐に生きていく、肚の座った何者をも恐れない孤高の莉菜を取り巻く物語。多くを語らない莉菜だが、影山博人という一人の男の存在が、莉菜にとっては簡単に片付けられない存在でありどれ程に心を占領しているのかが嫌という程伝わってくる。用心棒であり莉菜の心の内を察する弥伊知の存在は、なんだかんだ言いながらも安定剤だ。自分があるようで自分が何者なのか常に居場所を探していた莉菜。李との出会いでやっと辿り着いた居場所は、ノワールの世界から抜け出し、光をもたらしてくれた。

2021/09/29

感想・レビューをもっと見る