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パウル・ツェランと中国の天使

パウル・ツェランと中国の天使

パウル・ツェランと中国の天使

作家
多和田葉子
関口 裕昭
出版社
文藝春秋
発売日
2023-01-11
ISBN
9784163916361
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パウル・ツェランと中国の天使 / 感想・レビュー

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アキ

パウル・ツェランの研究者パトリックと祖父がパリで中国医学の開業医だったレオ=エリック=クーとのカフェでの会話から成る小説。両親がウクライナ人でユダヤ系のためナチスによって死に至らされ、自らは精神病を患いパリで自死した詩人の言葉は「左」と書かれていてもアウシュビッツで左右の列で生死が別れた体験を裏打ちすることを、訳者の181にも及ぶ訳注で知る。地球の表面には子午線が走り、身体には中国医学では経路がある。解剖学の図版に書き込まれた言葉に呼応し「生命の樹をともなう小脳の虫」とする章で、解剖学用語の見方が変わる。

2023/02/02

rinakko

“わたしは困惑した。目に見えない価値が重要であるのに、なぜイエスは自分の傷ついた肉体を見世物にして、繰り返し描かせたのか。わたしは自分が透明人間になって読書すること以外、何も望まない。ツェランを読む。しかしいつも邪魔が入った。”

2023/01/22

ブネ

何故パウル・ツェランなのか。 というのもそもそもパウル・ツェランという詩人らしき人物を知らない。 だから内容は分からない箇所多数、その理解できないであろう箇所が巻末に番号とともに解説があったがそこはそもそもだから、で早々にあきらめた。 解説されたからといって自分の中で内容が伴わなかったし。 それでも多和田葉子さんの文章は楽しい、相変わらずだ。 しかしながらたぶん言いたいことの1割も受け止められてなかったかな、また読み直してみたいと思う。 そうそう、訳者解説はなかなかに興味深かった。

2023/01/30

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