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ロボット21世紀 (文春新書 179)

ロボット21世紀 (文春新書 179)

ロボット21世紀 (文春新書 179)

作家
瀬名秀明
出版社
文藝春秋
発売日
2001-07-01
ISBN
9784166601790
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ロボット21世紀 (文春新書 179) / 感想・レビュー

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Matoka

なぜ、パラサイトイヴの作者がロボット?って思って読み始めたけどなんか読んでいるうちに色々とつながってきた。 ロボットを研究していると人間というものがわかってくるというのは理解できる気がする。

2015/05/22

シロビ

ヒューマノイド強化期間@ゼロワン① ハードとソフトの両方が必要というのは当たり前だけど面白い。人間は身体と思考をわけて入れ換えたりは出来ない。しかし、ロボットはそれが可能。人間とは異なる成長が出来るというのことであり、人間から見ればとても機械的な一面であると思う。一度社会に便利な機械と認識されてしまえば、ヒューマノイドが完成したとしても、共存する存在と考えるのは難しそうと感じた。共存する存在になってほしいなぁ。

2019/10/01

キコ

著者は「パラサイト・イヴ」の人で、薬学・生物学が専門なので、ロボット工学の専門家ではありません。なので、難しすぎることなく、日本のロボット研究の歴史が書かれています。日本が世界に先駆けてロボット技術の最先端国であるのは、鉄腕アトムの存在や、宗教の縛りが無いからということで、なるほど、という感じです。今ではすっかりお馴染みな存在となった、ホンダの「アシモ」の開発過程などはとても面白かったです。二足歩行って、とても難しいんですね。

2016/04/09

roughfractus02

現在人工知能とセットで語られるロボット研究だが、2001年7月刊行の本書を読むと、人工知能研究とは別に、ロボット研究は、身体が存在し、動き、感覚を持つという観点から人間を捉える試みである点が強調されている。ホンダ・ASIMOでの二足歩行研究とSONY・AIBOのコミュニケーション重視の違い等、身体特性から人間へのアプローチが複数ありうることも理解できる。小説家として『デカルトの密室』を発表する以前、著者は、デカルトとは対極のパスカルのように、無限の中に位置する「身体」の可能性を探求していたのかもしれない

2020/06/02

なつきネコ

昔のロボットの話だが、目から鱗状態。企業がロボット開発に関わるのとか。知能を育成するには肉体が必要、逆にロボットから人間を考え、空間把握能力がないからテーブルまで持っていく事ができないとか、勉強になった。しかし、一番に恐ろしいのはチェスにかったロボットに対戦相手が恐怖した話、鳥のように飛ぶ事を考えたが、人類が飛行機になった。だから、人とは別の知性がロボットにできるだろう。日本のロボット感はアニメの大きい。手塚さんの機械と人間の間としてのロボットの感はいいな。アイザック・アシモフの小説を読んでみたくなった。

2017/03/10

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