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今夜も落語で眠りたい (文春新書 490)

今夜も落語で眠りたい (文春新書 490)

今夜も落語で眠りたい (文春新書 490)

作家
中野翠
出版社
文藝春秋
発売日
2006-02-20
ISBN
9784166604906
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今夜も落語で眠りたい (文春新書 490) / 感想・レビュー

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はちてん

タイトルが凄くいい。落語入門書でもあるし、もう一歩踏み込んでもいる。録音媒体の紹介が役立ちそう。とにかく著者の落語愛はわかる。志ん朝愛もわかる。少々はしゃぎすぎのきらいはあるけど、ちゃっちゃと進む会話のようで走ってる(笑)米朝師匠の「落語は肯定の芸です」を思い出す。

2016/01/03

もえたく

10年以上前の本ですが、志ん生、文楽、そして志ん朝のCDを中心に落語愛を語られているので再読。「志ん生の語り口や声の質は、ビートたけしにかなり似ている」と述べられていた箇所があり驚く。志ん朝が名古屋の大須演芸場を救うために三夜連続の独演会をノーギャラで10年間出演したエピソードは粋だね。「落語は聴き手の想像力を信頼。日本では江戸時代から名も無き庶民がこんな高度な芸能を楽しんできた」改めて聴いてみようと思いました。

2019/03/10

エリナ松岡

紹介しているネタの数は割と多いのに対し、著者本人の言う通り演者のほうは偏っていてお気に入りの同じ人ばっかりという、言わば熱い思いを前面に押し出した入門書です。それが功を奏しているようで、すごく落語を聴きたい気持ちになります。僕の場合は読み終わって最初に聴いたのは「柳田格之進」。ちょっと変わったネタに思えたのと、結末が書かれていなかったため、どうにも気になってしまいました。

2019/02/08

ネギっ子gen

昔から、志ん生や圓生なぞ、そこそこに聴いてきたが、近年は枝雀に固着していた。最近は白鳥や昇太などの新作に親しむ。で、古典は談志を聴くくらいだったが、そろそろ、古典も滑稽噺に拘らず、人情噺の方も聴いてみましょうか。特に、これまで何となく敬遠してきた、文楽・馬生あたりを。 ま、そういう歳になってきたということでしょう。207頁に、私の敬愛する、小沢昭一さんの、「落語は老人芸です」という言もあるし。木久扇の師匠、正蔵も聴いてないねぇ。 『生きている小平治』ですか。「正蔵ならでは」という噺とか。こりゃ、聴かねば。

2019/08/20

hakootoko

丁度いい範囲で、語ってらしゃるので、嫌気が指すことがないのがいいです。落語の録音は膨大にあるので、どうしたらいいのやらと思っていたので、よかったです。著者と違って、私は、居残り佐平次が、ちょっとトラウマです。談笑さんの居残りしか聞いたことなくて、下げがちょっと怖いのです。この本をきっかけに志ん朝版を聞いて、さっぱりとした下げだったので、元はこんな話だったんだと。

2015/04/29

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