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昭和陸海軍の失敗―彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか (文春新書)

昭和陸海軍の失敗―彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか (文春新書)

昭和陸海軍の失敗―彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか (文春新書)

作家
半藤 一利
秦 郁彦
平間 洋一
保阪 正康
黒野 耐
戸高 一成
戸部 良一
福田和也
出版社
文藝春秋
発売日
2007-12-01
ISBN
9784166606108
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昭和陸海軍の失敗―彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか (文春新書) / 感想・レビュー

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himagine

昭和陸海軍の一番の問題は人事システムにある様に感じた。戦時中にも優秀な人材がいなかった訳ではない。戦術や技能、科学技術といったピンポイントでは優れた人材が揃っていた。また、少数ながら政治や国際情勢の感覚を持った人物もいた。問題は、そういった視野が広く有能な人間が上に立てないシステムにある。結果的に、無能だが、上司や組織の理論に忠実な人間が組織を牛耳り、勝ち目のない戦争へと踏み切るに至った。現代日本の組織における問題点を指摘するに当たっても、昭和陸海軍の失敗に関する知見は、教訓あるいは判例として有用だ。

2017/08/03

がくちゃびん

戦争という国家壊滅の危機にあってなお省益を最優先で考えた大臣たちの愚鈍さ、そんな愚か者をトップに据えた人事の間抜けさ、危急存亡のときでさえ平時と同じ仕事しかこなさない官僚の危機意識の無さ、事なかれ主義で作戦を進める司令長官の無能さ、好戦的な中堅を抑えることもできぬ優柔不断なトップ、などなど、問題を論えばキリがない。兵器は職人的技術で支えられ、前線は臨機応変で優秀な指揮官が揃っていたにもかかわらず、中枢が無能で国家の危機を他人事に構えていたことが何よりの悲劇だったのだ。こんな悲劇を繰り返してはならない。

2015/10/20

610@復活中

すごく濃厚な座談会を収録している。今まで海軍しか興味がなかったので陸軍の軍人や体質をあまり知らなかったので前半の話は非常に勉強になった。海軍のメンバーに比べ、陸軍のメンバーの方が細部まで掘り下げて話すため、読者としては前半の方が面白かった。海軍の話は知ってる話が多いため、真新しさなどもあまり感じず。

2013/01/28

ぽん

読みやすく分かりやすく描かれた座談会だった。人の本質はそうそう変わる事はないんでしょうけど、いろんな経験を積まざるをえなかった日本の今の、活かされてなさを感じてしまうような。人間の生死がかかっている、それを考えてしまうと、戦争なんて出来ないのかもしれないし、それぞれ個人を責めてもしようがないけど、いろいろ考えてしまう。戦争を物語にしてしまって、英雄を造ってはいけないのではないのか、とも思ってしまった。

2011/12/25

脳疣沼

どうも対談形式のせいか、居酒屋談義であって、本当に彼らの批判が的を得ているのかよく分からないが、しかしどちらにしろ、どえらい負け方をしたのは事実であり、作戦の不手際、組織の欠陥などは目白押しである。この失敗から学べることは多く、最高の教科書であるが、日本は平和主義の名の下に、軍事に関して学ぶのはタブーになってしまった。

2015/04/26

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