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劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924)

劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924)

劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924)

作家
浅利慶太
出版社
文藝春秋
発売日
2013-07-19
ISBN
9784166609246
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劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924) / 感想・レビュー

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奥澤啓

劇団四季の稽古風景をテレビで見たことがあり、発声訓練法に興味を覚えていたところこの本に出会った。セリフの母音だけを抽出し、大きく口を開けて発音する。その訓練に習熟したところで発声することで聞こえがよくなり、セリフ全体が明瞭に聞き取れるようになるというのだ。外国語の教育音声学にも同様の訓練がある。母音・子音の調音からはじめて、同化現象、単語、文等へと進め、イントネーションやアクセントへと広げていく。音節の認識もとても大切だ。俳優も外国語学習も発音訓練では同じなのだ。外国語を勉強する人にもこの本は役立つ。

2015/05/27

あちゃくん

劇団四季の伝わる話し方を主宰の浅利さんが解説した本です。劇団四季の言葉に対するこだわりが感じられて良かったです。「母音法」「呼吸法」「フレージング法」と具体的なメソッドが解説されていて、すぐにでも実生活で応用できる内容です。特に母音法については、最期に小学校で授業する際の台本までついています。欲を言えば、(本で実現するのはなかなか難しいと思いますが)「フレージング法」についてより突っ込んだ解説があるとよかったと思いました。

2013/08/20

壱萬弐仟縁

普段から砕けた言葉ばかり使っている人は、場や相手によって言葉を使い分けるということができなくなります(17頁)。この指摘は、KYにもつながると思うが、配慮ができるかどうかと思われる。発声、声の出し方(20頁)に問題のある人のダメ出しがある。呼吸では吐き切ることが重要という(100頁)。遺伝すれば、私は呼吸には不安がある。ランニングが苦手だったから。言葉に対するイメージを育てるためには、本を読むこと以上に効果的な方法はありません。

2015/01/21

りえこ

とてもわかりやすくメソッドの説明がされていて良かったです。

2014/05/16

neimu

基礎的な訓練、四季の生い立ち、演劇観、実際の指導の様子、あれこれ駆け足で読む浅利慶太の世界。読み易く分かりやすい内容。娘が演劇部なのも、私が四季の会に入っているのも無縁ではないと思い読んでみたけれど、実際国語の授業で教えることのない「美しい日本語の話し方」、本当に気になる。ちなみに年を取ってきたせいか、ホホの筋肉が衰えてきたのか声帯の問題か、差し歯等義歯のせいか、昔ほど朗読が気持ちよくできなくなってきたのが哀しい。それにしてもやっぱり血筋が良いと疎開してもしなくても文学的演劇的環境に恵まれていたんだな。

2013/08/02

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