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勝負心 (文春新書 950)

勝負心 (文春新書 950)

勝負心 (文春新書 950)

作家
渡辺明
出版社
文藝春秋
発売日
2013-11-20
ISBN
9784166609505
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勝負心 (文春新書 950) / 感想・レビュー

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太田青磁

2008年竜王戦。羽生を迎え奥州平泉での第3局を落とした後、新幹線のホームでの悄然とした気持ちを一生忘れることはできない。その後4連勝、そして永世竜王の称号を手にした渡辺の勝負に向ける思いがつづられます。すべて実力、ゲンを担ぐのは気休め、勝負にロマンを求めたりしない、リスキーな手を読んでおくことで平常心を保つ、悪手は相手にとがめられて初めて悪手になると怜悧さがキラリと光る反面、勉強は裏切らない、盤上においては先輩も後輩も無いと人間らしさがあふれ出ています。コンピュータやデータに寄せる考え方も現代的です。

2015/12/06

Emperor

渡辺竜王、棋風とか立ち振舞いがなんとなく好きで、本書を読んでみました。文体から渡辺らしさがにじみ出ていて、その一言一言に将棋界のトップクラスとしての責任感とプライドが感じ取れました。そうそう、まさかの競馬好きっていう(笑)

2016/08/09

チャー

初代永世竜王を達成した著者が勝負についての思いを綴った本。将棋にツキは関係ないという考え方は、勝負の結果は事前の徹底した準備と研究、日々の学習が勝負を決めるという思いを反映しており、第一線で活躍されている著者の強く高い意識を感じた。強さと段位はある意味その時点では関係なく、プロ同士の戦いの勝ち負けは常に拮抗しており、勝って当たり前と思われることは厳しい側面があるという内情が記されている部分は印象的。負けてこそメンタルが強くなるという点は勝負に向き合い結果を認めて振り返ることの大切さを深く感じた。

2022/05/11

Kaz

渡辺=竜王。私の中では、彼の将棋は「面白みのない勝つためだけの将棋」。落合ドラゴンズの野球に似ている。本書を読んで、その思いに納得いくことが多かった。

2015/12/01

目黒乱

羽生さんへの愛を感じられる一冊。

2013/12/12

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