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シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書))

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書))

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書))

作家
エマニュエル・トッド
Emmanuel Todd
堀茂樹
出版社
文藝春秋
発売日
2016-01-20
ISBN
9784166610549
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シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書)) / 感想・レビュー

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mitei

中々欧州は日本から見ると複雑怪奇な世界だなと思う。著者はフランスでは変わり者として扱われるらしいが日本で評判になってフランスに逆輸入のような形で本作を書くことが出来たと謝辞に書かれていたのが印象的。

2016/01/24

ケイ

コロナ禍の中で、NHKにてトッド氏の話を聴き、デモが起こらない事が(日本)示すことに対しての内容で頷くところがあった。本著の中のカトリシズムのゾンビ化とは、わかりやすい。多くのフランス人が、参加した「 Je suis Charlie」(私はシャルリ)のデモののち、あの日のデモに加わることで自分は本当のところは何をしたのかと自問したというのは理解出来る。信仰を失った社会には何かが入り込む。教会への信頼が薄れた時、フランス革命やナチスに繋がったと彼は言う。なるほど。労働者の半分が極右国民戦線に投票した事実。

2020/12/20

kasim

『シャルリ・エブド』襲撃事件の後、テロ反対でなく表現の自由を訴えるフランス全土のデモに、外から奇異の念を抱いた(英米もそうだったらしい)。この本は内から声を上げ、国内の弱者の宗教を繰り返し冒涜することは憎悪の教唆に過ぎず、しかも冒涜の権利が義務と感じられるほどヒステリックな状況になってしまった、として分析する。フランスには二つの文化地盤、平等主義的な地域(パリなど)とカトリックの伝統が強い地域(リヨンなど)がある。階層を重視する後者がムスリム排除に傾くのは理解しやすいが、前者では「人間は皆平等→

2020/12/06

Tomoichi

題名から時事ネタの軽い読み物かと思って読んでなかったが、全然軽く無いフランスの現代社会を鋭く分析した一冊。フランスについて多少の知識が無いと難しいかもしれないが翻訳が素晴らしいので読みやすい。日本で深く考えもしないでどっかで聞いてきた政教分離を叫ぶ人たちがいるが是非本書でライシテの功罪を知ってもらいたい。

2020/02/06

みねたか

2015年1月私はシャルリの大規模デモの背景を描く。言い回しが難解。消化不良を承知で言えば,現在フランスでヘゲモニーを握っている中産階級、高齢者の権威主義的で非平等主義的な価値観が,移民に対する排除の意識,イスラム教徒の異質性に対する信念と合体し,広範なデモへと発展したということ。フランス特にパリは本来多様な価値観を認める土壌があり、イスラム教を全体として受け入れ,世界中の民族出身者が融合する街として再構成されるべきと論ずる。なるほど。しかし実現は難しそうだ。

2016/10/14

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