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アンドロイドは人間になれるか (文春新書 1057)

アンドロイドは人間になれるか (文春新書 1057)

アンドロイドは人間になれるか (文春新書 1057)

作家
石黒浩
出版社
文藝春秋
発売日
2015-12-18
ISBN
9784166610570
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アンドロイドは人間になれるか (文春新書 1057) / 感想・レビュー

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5 よういち

ヒト型ロボットの研究開発を通して、人間の本質、人間とは何かを考えた一冊。◆深い内容だと思う。如何にロボットを人に近づけていこうかとする過程で見えてくる人間らしさの追求。◆表情のないテレノイドに人が夢中に→表情が変化しないから受け手に「想像の余地」があり、直接人と対話する以上に、相手(テレノイドの向こう側の人)に心があると感じる。すなわち「"心"とは、想像の産物」なのてある。/ロボット作りに演劇が役立つ。/アンドロイドには距離感がない。他者に対する心理的バリアも遠慮もない。故にアンドロイドの言葉は生々しい

2019/12/22

harass

海猫沢めろんの科学者対談本で知り、興味をもったロボット研究家の新書。彼の語り下ろしをまとめたものらしい。「人間らしい」ロボットを追求することでわかった、人間とはなにか、心とはなにかを語る。アンドロイド(人間型ロボット)がもたらす社会への影響なども。常識とされることを覆す内容がざっくばらんでいろいろ面白い。なによりも、この科学者が面白いかもしれない。これはいろいろ示唆的なオススメの良い本。

2017/08/10

ゆかーん

人間にはなれないけれど、如何に人間に近づくことが出来るかが重要となってくるテーマ。そう遠くない未来、心や意識を持ったロボットが当たり前になったなら、人間はますますロボットとの共存を望むのでしょうね。テレノイドという会話ロボットが、認知症の高齢者の会話に役立つように、「会話している感」がこれからの未来では重要となりそうです。それが実現できたなら、ロボットの存在が人間社会を大きく変えることになるかもしれません。まだまだ他人より優れた機械という存在ですが、いつか人間のパートナーとして共存できたら楽しそうですね!

2017/07/29

佐島楓

この先生のおっしゃることがわからず、「ロボットはプログラミングされた存在に過ぎない。心があると思うなんておかしい」と反発を抱いていた。けれど、逆説的に人間とは何か? という問いを探究していらっしゃったことがわかり、理解できるようになった。

2016/03/14

Vakira

石黒浩さんはEテレの日曜美術館のティツィアーノの絵の解説で知った。てっきり画家だと思っていたらロボット工学博士。丁度 映画「ブレードランナー2049」「エクス・マキナ」を見、人間は神になれたのか?アンドロイドは人間になれたのか?非常に興味があり、ディックの新訳「シミュラクラ」も本になった事だし、ディック読む前に読んで見ようと思い立つ。この本 僕の感性的にジャスト・ミート。アンドロイドを探求することで実は人間とは何か?を問う本であった。「ロボットと宗教」何故宗教が存在したのかなど。石黒哲学。気に入りました。

2017/12/26

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