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人工知能と経済の未来 (文春新書)

人工知能と経済の未来 (文春新書)

人工知能と経済の未来 (文春新書)

作家
井上智洋
出版社
文藝春秋
発売日
2016-07-19
ISBN
9784166610914
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人工知能と経済の未来 (文春新書) / 感想・レビュー

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mariya926

2030年まで後12年しか残されていません。私も働き世代だし、息子はまだまだ学生?そんな時に第4次産業が起こり、汎用AIが開発されてしまったら大変なことになることがわかりました。でも世界が研究しているのに日本だけしなかったら日本人の収支の道が絶たれてしまう。クリエイティブ系(創造性)、マネージメント(経営、管理)、ホスピタリティ(介護、看護、保育、インストラクター)。そして日本の人口の一割しか仕事がなくなる時、ベーシック・インカムという政策がお勧めという内容でしたが、読めてよかったです。

2018/11/06

R

AIでBI(ベーシック・インカム)というお話。AIによってなくなる仕事と、新たにできる仕事という話はよくあるAI話と同じなのだけども、その中で人間をどう生かしていくかを考えると、経済的には生活保護や年金といった言葉とも言い換えられるベーシックインカムを導入することで解決するという論調。個人的にベーシックインカムには懐疑的なので、そういうものかなと思いながら読んだのだけども、高度な社会主義に到達できる可能性なんかも示唆されていて、なかなか面白かった。

2018/10/10

Kawai Hideki

大学時代に人工知能を研究し、現在はマクロ経済学を研究している大学の先生が描く、シンギュラリティ後の雇用大崩壊の世界。人工知能に90%の職を奪われた後に、経済がどのように変化するか、人間はどうやって生きていけばいいか、の思考実験は面白かったが、仮定している前提条件が段落ごとにコロコロ変わってしまって、議論が大雑把過ぎるのが難点。ベーシックインカム的な制度が有効だと言うが、月7万円支給を前提に試算して、これで大丈夫と言われてもなあ…という感じ。有用性への偏向を批判したあとがきは良かった。

2016/12/16

めだか

ヘリマネの財源にそのうちロボット1台につき税金をかけることになるかもしれない。自動車税ではなく自動運転AI税とか・・・・ 私が生きているうちは汎用AIに出会うことはなさそうだが。

2016/12/12

ハッシー

★★★★★ ★5をつけた過去の本を読み直している。現時点で★5は55冊あるが、小説や普遍的な価値を扱った実用書でないのは、この本を含めて2冊のみ。★5評価が正しかったのか懐疑的だったが、再読しても評価は変わらず。前回この本を読んだ2年半前から人工知能を絡めて社会の予測をした本は何冊も読んでいるが、この本以上に現実的で説得力があるものは無かった。労働が人工知能によって全てが置き換えられるのではなく、一部が人間の領域として残るというシナリオや、ベーシックインカムに社会保障を一元化する提言は現実的な解に思える。

2020/10/16

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