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不倫 (文春新書)

不倫 (文春新書)

不倫 (文春新書)

作家
中野信子
出版社
文藝春秋
発売日
2018-07-20
ISBN
9784166611607
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あらすじ

不倫は危険です。ひとたびバレれば、容赦なくマスコミやネットでバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。しかし、失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ多くの不倫カップルがいるのでしょう?

近年の脳科学の劇的な進歩によって、「人類の脳の仕組みは一夫一婦制に向いているわけではない」ということがわかってきました。人類の祖先を含む哺乳類の多くは一夫多妻や乱婚でした。一夫一婦制が人類社内に根づき、「不倫=悪」という倫理観が出来たのは、長い進化の歴史から見るとごく最近のことです。今でも私たち人類の約5割は、「不倫型」の遺伝子を持っているのです。

また、私たちの生活には直接関係ないのに、有名人の不倫が発覚するやいなや「バッシング祭り」が始まるのはいったいなぜなのでしょう? 

そこには、共同体の「フリーライダー」を検出して社会的制裁を加えたいという人間の本質的な欲望があります。「ズルをしておいしい思いをしている人」に敏感に反応し、そうした人を叩きのめすことが「正義」と信じて、バッシングを繰り広げるのです。バッシングには快楽がともなうという仕組みも、脳に備わっているのです。

本書は脳科学における最新の学術論文と科学的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解き明かします。興味深い動物実験、今では禁じられた危険な実験、歴史に残る不倫物語なども豊富に盛り込まれ、サイエンスに疎い読者も飽きさせません。

美人すぎる脳科学者による刺激的すぎる一冊!

「不倫 (文春新書)」のおすすめレビュー

日本人の不倫率が高いのは、遺伝子のせい? 脳科学でゲス不倫を分析すると――

『不倫』(中野信子/文藝春秋)

 某芸能人の“ゲス不倫”が報じられて早くも数年が過ぎようとしている。芸能界、スポーツ界、政界などジャンルを問わず、多くの有名人たちの不倫報道がなされてきたが、昨今はその流れもやや落ち着いてきているようだ。

 しかし、世の中から不倫が消え去ったわけではない。最近では、「倫理に反している」のではなく、「恋愛しているのだ」という趣旨のもと、「不倫」に替わって「婚外恋愛」という言葉を使い、当事者自らの行為を正当に置き換える向きもあるようだ。

『不倫』(中野信子/文藝春秋)は、脳科学者である著者が、不倫と不倫バッシングについて、人の脳や身体のメカニズムから分析している。不貞と呼ばれる行為に及ぶ時、人の体では何が起こっているのであろうか。

■日本は「高い不倫率」と「強烈な不倫バッシング」の不思議な国

 著者はまず冒頭で、こう切り込む。

結論から言うと、今後の人類社会において、不倫がなくなることはおそらくありえないだろうと考えられます。

 とある調査によると、こと日本人においては、「配偶者以外の異性と親密な付き合いがある」または「愛撫や性交…

2019/1/22

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2人に1人は不倫の可能性がある!? 『サイコパス』の脳科学者が「不倫をやめられない理由」を解く!

『不倫』(中野信子/文藝春秋)

 政治にどんな事件が起こっていようが衆目を集める「強い」ニュースといえば、やはり不倫報道だろう。相手が誰だろうと、ひとたび発覚すればマスコミと世間が総出でバッシング祭り。度がすぎるほどに社会的制裁を受ける…のだが、それがわかっていてもなぜか「不倫」はなくならない。禁断の関係ほど燃えるとはいうものの、それだけでそんな多大なリスクを冒せるの?

 このほど登場した『不倫』(中野信子/文藝春秋)は、最新の脳科学や遺伝研究など科学的な領域から、そんな不倫にまつわる疑問に答えてくれる興味深い一冊。著者は脳科学者の中野信子氏。2016年の著書『サイコパス』(文春新書)はベストセラーであり、認知科学の最先端の研究業績を一般向けにわかりやすく紹介することには定評のある人物だ。これまでにも個人の性格や生育歴、心理面から不倫の謎に挑む本はあった。だが科学的な研究結果による事実を淡々と重ねながら迫るのは画期的だろう。客観的で説得力も抜群、しかも冒頭からあっさり「不倫はなくならない!」と断言してしまうのだ。

 実は最新の研究によれば、ある特定の…

2018/7/29

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不倫 (文春新書) / 感想・レビュー

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starbro

以前から気になっていた本書を、出版されて1年近く経っているのに、何故か図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。中野 信子、昨年読んだ「サイコパス」に続いて、2作目です。脳神経学、遺伝子学的に、不倫も不倫をバッシングすることも、おかしくないようです。但し、日本人男性の草食化が深更すると、近未来には不倫自体も消滅するかも知れません。【読メエロ部】

2019/06/30

ナイスネイチャ

図書館本。一夫一妻は動物では稀で子孫を残す上に多妻や多夫多妻まで必要な動物もと著者は語る。まぁ獣と人間は違いますが。また不倫バッシングも脳科学?から解明。こっちの方は次から次に報道されていて下火になって来てるように?全体的に既婚者の女性が語るのはちょっと違和感があって面白かった。

2018/11/24

いたろう

脳科学者による不倫のメカニズム。人類社会から不倫がなくなることはない。なぜなら人間の脳の仕組みが一夫一婦制に向いていないから。と脳科学者に言われると、妙に説得力がある。一夫一婦制になったのも、不倫は悪という倫理観ができたのも、人類史から見ると最近のことであり、生物進化が倫理観の変化に追いついていない、人間に不倫を思い留まらせるのは、パートナーへの責任感や愛情ではなく、社会的制裁を恐れる気持ちだというのは、手厳しいが、ある意味、真理なのかも。いっそフランスのように婚外子が普通になれば、少子化問題は解決する?

2019/03/26

fwhd8325

中野信子さんは、以前ラジオに出演されていたので、興味深く、わかりやすく話される方という印象があります。この著書も、タイトルはズバリで読みたくなります。後半は、最近の事例などをあげて、ややくだけた内容になっていますが、前半は、学術的です。欧米と日本人の違い、こうした前振りがあって、後半がいっそう面白く感ます。

2018/09/06

Carlyuke

購入するだけで週末に読もうと思っていたが2時間強で読了。面白い論理の組み立て方で不倫は自然なことなのかと説得してしまいそうになる本。ただフランスの例を挙げて, 出生率が上昇したのは日本から見て一種のベストプラクティスなのではと思えた。日本でももし色々な価値観があるのならうまくいくのでは? ボルヴィの愛着理論が紹介されている章で「安定型」の人が仕事現場での潤滑油となっているのに評価されていないという指摘には思わずひざを打つ気持ちになった。 いじめの本や, シャーデンフロイデなど著者の問題意識は個性的だ。

2018/07/23

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