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イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば (文春新書 1261)

イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば (文春新書 1261)

イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば (文春新書 1261)

作家
林家木久扇
出版社
文藝春秋
発売日
2020-05-20
ISBN
9784166612611
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「イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば (文春新書 1261)」のおすすめレビュー

『笑点』現役最古参にして最高齢の木久扇師匠が語る「人生のトリセツ」とは?

『イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば』(林家木久扇/文藝春秋)

 日本テレビの長寿番組である『笑点』の現役最古参にして最高齢メンバーである林家木久扇師匠。その天衣無縫のド天然キャラに親しみを感じる読者はきっと多いだろう。だがしかし、実業家としての姿も忘れてはいけない。しばしばネタにされる「木久蔵ラーメン」――自身の名を木久扇と改めても「木久蔵ラーメン」なのだ――は、実店舗こそ閉店となってしまったが、今でも東京土産として親しまれ続けている。そんな多面性を持った木久扇師匠が人生を指南するとどうなる?

『イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば』(林家木久扇/文藝春秋)は芸能生活60周年を迎えた木久扇師匠が、これまでの人生の中で習得してきた「生き方」の指南書である。噺家らしいユーモラスな語り口ながらも、現代人の心を温め、時に気づきを与えてくれる一冊だ。

 本書は木久扇師匠が自身の体験に基づき88の「ことば」を解説しているが、中でも【発想を柔らかくして、慣習にとらわれない】の項目で語られているエピソードに注目したい。前座と…

2020/7/4

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イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば (文春新書 1261) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

gtn

全般に金に執着しているようにみえるが、それを人との付き合い方や価値的に生きるコツに昇華しており、頷けるアドバイスも多い。年の功だろう。

2021/06/06

Nazolove

笑点ファンとして(笑)、購入した作品。 木久ちゃんのなんて中身軽いんじゃねーなんて思ってたら、意外に元気付けられた作品であった。 やっぱりバカは表の顔で裏ではめちゃくちゃ考えてる方なんだな、と思わず推しを変えてしまいたくなった(笑)(永遠の腹黒師匠派であったが。) まさか知らない間に80にもなってたとは改めて時の流れに驚いてしまった。 自らのいまわのきわすらも笑いに変えてしまいそうな師匠、苦しまずにどうかピンコロでお亡くなりになってほしいななんて思った(笑)(師匠失礼しました)

2020/06/03

nishiyan

「笑点」でお馴染みであり、今年で高座生活60周年を迎えた林家木久扇師匠の人生論。「人生」、「仕事」、「家族・子育て」、「お金」と場面で活かせる言葉が詰まっている。第5章「人間について」では木久扇師匠がエノケンを筆頭に一時代を築いたスターとの交流が語られ、一つ一つの出会いが師匠を形作っているのがよくわかる。それにしても八代目林家正蔵師匠との逸話は何度読んでも笑わされる。正蔵師匠のお金の使い方というのは興味深い。それが縁で木久扇師匠が正蔵門下に入るのだから面白い。お金との不思議な縁を感じる師匠である。

2020/06/13

Inzaghico

古い人だし(御年83歳!)、時代錯誤的なところはなきにしもあらずだし、相当自慢も入るけれど、さすが一流の噺家と思わせるところも多々ある。「動物的な触覚を鈍らさない」「”抜け駆け”が勝ち」などなど。生きていてこそナンボなのである。最近、周囲から言われて強く納得したことがあるのだが、「お参りではあれもこれもと頼まない」。まずは感謝を述べてから、お願いごとは強く願うものをひとつだけ。

2020/05/22

じんべえざめ

○【書評】クタクタになるまで1日を充実させればいい。人生は広げたまま終わらせていい。心に沁みる言葉たち。

2020/10/03

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