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在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)

在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)

在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)

作家
上野千鶴子
出版社
文藝春秋
発売日
2021-01-20
ISBN
9784166612956
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在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295) / 感想・レビュー

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アキ

「おひとりさまの老後」から13年。著者も72歳の前期高齢者。自分事として考えると「孤独死」ではなく「在宅ひとり死」を提唱する。現在100歳超えの長寿者は日本で8万人以上、高齢者の独居率は2019年27%、高齢者夫婦33%と高齢者のみの世帯が5割を越える。同居より独居の方が高齢者の幸福度は高いため、この傾向は益々すすむ。日本独自のシステムである介護保険が始まって20年経ち、家族から介護サービスが移行してノウハウが蓄積されて来た今だからこそ在宅ひとり死が可能になる。介護保険を守ろうという著者の意見に賛同です。

2021/04/12

しゃが

住み慣れた自宅で自分らしい最期を迎える方法を提案…に誘われ、久しぶりの上野さんの著作。女性が長生きとなれば私の難題が解決し、認知症でも在宅ひとり暮らしとはスゴイ。主張は慣れ親しんだ家から離れない・金持ちより人持ちで信頼の友(親戚)をもつ・他人に遠慮しない自律の暮らしだった。加えて介護保険の利用。待ってほしい、認知になったら賃貸でお金もなく防災も心配で自助がダメ、頼める人間関係がない共助がダメ、なにより冷たい政府では公助もダメと余計に不安になった。上野さんの視線の先にはどんなおひとりさまがいるのだろうか。

2021/02/13

あられ

孤独死とは呼ばせない、と論ずる本。バツ1の独身なので、老後はどうなるかわからない。配偶者の介護はしなくていいけれど、してくれるひともいない。←子どもはあてにできないし。なんとか介護保険で生きていけそうなので、ひと安心。介護保険がはじまって20年なのか。昔はどうしていたんだろう? というか、そこまで長生きしなかったし。かかりつけ医にかかる、死にそうになったら救急車は呼ばず、かかりつけ医を呼ぶ。これは子どもに言っておこうと思う。下手に救急車呼んだら、スパゲッティ症候群で死ぬに死ねなくなる。気をつけよう。

2021/03/16

coldsurgeon

在宅ひとり死を以前から提唱する著者は、家族に囲まれ老齢期を過ごすことが良いとはいえず、独居が意外と心地よく気楽だと訴える。それを示すデータも提示する。介護は家族だけの責任ではないとする介護の社会化により、介護保険制度は生まれ、改悪なのか改善なのかわからない状態で、もう20年。多死社会において、医師の役目は、介入をひかえること、そして死後に死亡診断書を書くことになるのだろうか。生まれてきたことに自己決定はないのだから、死ぬことに自己決定がると考えるのは、傲慢かもしれない。

2021/02/13

点点

孤立の生から孤立の死へ、というのは「社会問題」と言ってもいいかもしれないが、自立の生から在宅ひとり死へ、というのは一種の生き方(死に方?)にすぎないのでは。後者のほうが、認知症になってもご本人は別に何も困ってないなら、全然「かわいそう」とか思わないですね。在宅ひとり死が良い、認知症になって良い、という社会をつくるには、政治の力が必要です。生や死に本当の「自己選択」がなくても、整っている制度政策で最大な「自立」でいられることは尊厳ある人間の在り方だと思います。

2021/04/12

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