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私の釣魚大全 (文春文庫 か 1-2)

私の釣魚大全 (文春文庫 か 1-2)

私の釣魚大全 (文春文庫 か 1-2)

作家
開高健
出版社
文藝春秋
発売日
1978-08-25
ISBN
9784167127022
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私の釣魚大全 (文春文庫 か 1-2) / 感想・レビュー

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AICHAN

再読。イギリスのアイザック・ウォルトンに『釣魚大全』という有名な著作がある。それにあやかった作品。「うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川~♪」の古きよき時代に関西で育った開高健は、小さいころから近くの川や沼や用水路で釣りを楽しんだ。大人になってからは北海道は根釧原野に、山形県は銀山ダム湖へ、そして世界へ釣行した。その記録的エッセイ。図書館に寄贈。

2022/08/04

redbaron

釣りの話ではあるけれど、それだけではない。博識に脱帽。良書に感想はいらないですわん。開高健って誰…そんな声が聞こえないことを心から祈っています。フライフィッシングってやつ、やってみたいの~♪

2016/07/09

Saku

開高健が釣りについて語った本。渓流の岩をハンマーで叩いて、魚にショックを与える漁は昔何かの本で見た。調べて見ると現在は違法らしいけど。北海道で幻のイトウを釣る話がお気に入り。

2017/03/21

たびねこ

アイザック・ウォルトンの『釣魚大全』の向こうを張った一冊。釣竿とルアーとウィスキーを携え、戦場に飛び込む記者さながらに苦闘し感動し落胆する。のどかな井伏鱒二の著書『川釣り』もよいが、それとは対照的な情熱的名著。

2020/08/30

yamakujira

1976年単行本発行、釣り愛好家には不朽の名作と言えるのだろう。釣りにまつわるエッセイや釣行を綴った紀行文など、17編が味わえる。釣れなければ釣れなかったと、飾らない文章には好感がもてるものの、独特な言い回しがなんとも古く感じてしまう。40年も前に書かれたのに、魚が少なくなったとか、環境が悪くなったとか、すでに古き良き時代は過去の遺物になってるけれど、考えてみれば時代は高度成長期だから、自然保護なんて歯牙にもかけられなかった頃だね。作者が憂う将来ほど、現在は悪化していないのが救いだな。 (★★☆☆☆)

2016/11/03

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