アメリカ生きがいの旅 (文春文庫 139-14)
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アメリカ生きがいの旅 (文春文庫 139-14) / 感想・レビュー
金吾
著者の見方が面白くまた登場する人たちも日本人のパイオニアに思えるひとも多いため興味深い一冊でした。望郷について考えさせられました。
2022/06/05
高橋 橘苑
この本は城山さんが本当にアメリカが好きで、特にニューヨークがお気に入りだったことがよく分かるルポルタージュである。城山三郎氏は青年時代、忠君愛国を信じ志願して海軍の特攻隊に入隊している。そこで体験した軍の腐敗と凄まじい新人イジメ、敗戦後の愛国を煽った人達の無節操ぶりに対する疑問が、作家としてのこの人の原点であろう。晩年、氏は自民党議員から「城山は耄碌した」と言われ、左派でも無いのに個人情報保護法に頑なに反対している。揺れ動き、自由で、そして様々な顔を見せるアメリカを愛した城山氏への愛惜を想う。
2014/12/01
ナウラガー_2012
ヒューストン:ワシントンよりもサウディとの関係が深い。郊外に”リバー・オークス”と呼ばれる高級邸宅街。夏(4~10月)は気温40度、湿度90%になり、蚊の媒介する日本脳炎風の風土病もあり、毒蛇や毒蛾も居る/ナシュビル:綿花、タバコ、小麦など。カントリーミュージックの本場でレコードや楽譜の出版社がかたまっている。また全市に300の教会があり”宗教出版の街”でもある。かつては、鉄道交通の要衝でもあった。南部を代表するバンダービルト大学/フェアバンクス:軍と石油と大学の街。かつて”砂金ブーム”があり、アラスカ鉄
2011/06/30
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