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中京財界史 創意に生きる (文春文庫 し 2-19)

中京財界史 創意に生きる (文春文庫 し 2-19)

中京財界史 創意に生きる (文春文庫 し 2-19)

作家
城山三郎
出版社
文藝春秋
発売日
1994-07-10
ISBN
9784167139193
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中京財界史 創意に生きる (文春文庫 し 2-19) / 感想・レビュー

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ゐづる

名古屋人は保守的排他的などと、よく云われますが、一方でその殻を破り世界に冠たる企業もでてきたりして、おもしろい土地柄です。本書は明治時代からの名古屋の商売の歴史が書き連ねてあるのですが、木曽の山奥ではなかなか来なかった夜明けも、肥沃な土地を持つ名古屋では比較的はやく来たと記されております。堅苦しい書名ですが、先人達の努力を面白く読むことができます。松坂屋、タキヒヨー、トヨタ、ブラザー工業などの大企業が如何に苦労して地を築いてきたか、思いを馳せるのもたまには良いとおもいます。

2016/05/03

koji

20年ぶりに名古屋で仕事をしています。本書は、当時読んでいなかったのですが、先輩から借りました。著者城山三郎とありますが、当初は本名の杉浦英一で発刊されました。城山は愛知県出身で、大学卒業後愛知学芸大で教鞭を取っていて、綿密な調査のもとにこの稿を新聞連載しました。中京財界は、保守的、消極的、排他的で、創意から最も縁遠い印象ですし、私もずっとそう思っていました。しかし本書を読むと、江戸の終わりからも数々のせめぎあいを知略で凌いだ英傑が沢山誕生したことがわかりました。今もトヨタ始めその血が受け継がれています。

2018/06/22

ムー

素晴らしい1冊でした。数々の商人や役人を全く知らなかったのでそれだけでも大変な知識になった。元来名古屋人というのは保守的、消極的な性格だったのもうなずけた。企業、銀行など現在に至るのは歴史ですね。ベストです。

2020/05/25

nakaji47

名古屋に転勤になりまして、まずは勉強の為に。名古屋ビジネスの基礎がよく判りました。

2009/05/11

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