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ある補佐役の生涯 豊臣秀長 下 (文春文庫 さ 1-15)

ある補佐役の生涯 豊臣秀長 下 (文春文庫 さ 1-15)

ある補佐役の生涯 豊臣秀長 下 (文春文庫 さ 1-15)

作家
堺屋太一
出版社
文藝春秋
発売日
1993-04-09
ISBN
9784167193157
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ある補佐役の生涯 豊臣秀長 下 (文春文庫 さ 1-15) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

これまで死後あまり表舞台にでることのなかった秀長であるが、本書を読む限りでは決して兄秀吉の権威のみで出世したわけではないことがわかる。むしろ、この人なしでは秀吉の戦国時代統一はなかったのではないか?秀長死後の、秀吉の暴挙と豊臣一族の没落をみるとそう思える。彼が後10年長生きしていれば、徳川幕府は誕生しなかったのではないか?とさえ思わせる。★★★★

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〜賤ヶ岳の合戦まで。この戦いで織田家筆頭家老・柴田勝家を降し秀吉の本格的な天下人への道が始まる。秀吉の晩年は悲惨でしたが、彼の類稀なる才能と選ばれし者だけが持つような強大で巨大な運気を、本書を読んで改めて感じた。弟秀長の補佐役の才能もまた類稀で「補う」ということにかけては「神品」の感性を持ち、大将の働きも出来る影の参謀というイメージで、目立たない地味な役割を演じてきているが、本書を通してかなりの大人物だということがわかった。この弟が長生きしていれば、徳川の世はなかっただろうと切実に思う。ー下巻完結ー

2019/09/21

GaGa

少し拍子抜け。堺屋太一氏にしてはやっつけ仕事のような印象を受ける。ともあれ、人間は大将タイプと副将タイプがおり、秀吉と秀長はその関係性がしっくりきていたのだろう。しかし、秀長がもう少し長生きしていたら豊臣政権はどうなっていたのか?まあ、結局滅亡することになったと私は思います。

2013/05/12

金吾

○面白かったです。秀吉軍団が天下を掴む過程における地道な秀長の活躍を書いていますが、このような存在がなければ秀吉の覇道は成功しなかったのではないかなと思いました。ただ、あとがきの部分をもっと詳しく書いてほしかったのでその点は残念でした。

2020/03/17

金吾

○冷静な筆でありながら秀長の重要性、魅力がよく伝わりました。秀吉の一族で秀長だけが突出して優秀であったのが、秀長没後の豊臣政権の悲劇に結びついたように感じます。面白い部分があっさりと終わってしまったのが少し残念でした。

2022/08/28

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