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向田邦子全対談 (文春文庫 む 1-7)

向田邦子全対談 (文春文庫 む 1-7)

向田邦子全対談 (文春文庫 む 1-7)

作家
向田邦子
出版社
文藝春秋
発売日
1985-12-10
ISBN
9784167277079
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向田邦子全対談 (文春文庫 む 1-7) / 感想・レビュー

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こばまり

主役含め19人の名士が登場してうちご存命は5人。恐るべき才能としとやかな美貌を持ちながらご近所の邦子チャン的な気安さもあり話題が豊富。こんな人、好きにならずにいられない。

2024/01/30

更夜

憧れの人は永遠に向田邦子さんだと思う私。色々な人と様々な話題(食べ物、子供時代、映画、相撲、小説、台本、テレビの世界、外国)をとても綺麗な言葉で語られていて、読んでいてもう、自分が嫌になってしまうくらい、素敵な人。自分が語ると話しを聞くのが丁度半々で、話の上手い人だとも思います。親しい人と言えるのは、澤地久枝さんぐらいで後は2,3回会っただけだそうですが、どの方も追悼文で「もっと話したかった、会いたかった、飲みに行きたかった」と惜しまれている、もてるけれど、だらしなくない人だったと思います。

2015/06/24

Z

これはかなり面白かった。この人守備範囲ヒロスギル。料理、美術、映画、文学、テレビ、外国等、様々な対談相手にたいし、知性ある切り込みを入れながら、なかなか唸らせることを言ったりする。現代で言うとマツコ・デラックスから、少しコメディ要素を減らして、文学然とした感じかな。人から戴いたのだが、これは感想を容易に伝えられ、非常に自分のためにもなり、その人に感謝。

2016/12/31

桜もち 太郎

彼女の凛とした強さとしなやかさが伝わってくる対談集です。エッセイでいえば「手袋をさがす」は最たるものがあります。自分自身をあまり語らない彼女が本心を語る。我がままといっていいくらいの貪欲さ。それが彼女の文章の一端を支えているのではないでしょうか。この対談集は常に全力で取り組み、相手の心の抽斗を開けていく。両人とも生き切っているからこそ、その濃度を撹拌しあえているのでしょう。阿川弘之さんが、彼女の死の直前の作品「春が来た」を「書き急いだ荒れが見えた」と語っています。運命の残酷さを感じます。→

2016/05/08

ZEPPELIN

向田さんと17人の対談。記憶力の良さはエッセイでも感じられるが、ここでは話し上手の聞き上手の向田さん。しかも趣味の範囲がかなり広い。もし事故がなければ、今でいえば阿川佐和子さんのようなポジションも出来たんではないかと思える。特に昭和初期に生まれた人たちとの会話は楽しそうで、同じ時代を同じ世代として生きてきた連帯感のようなものもあったんだろうか。残念ながら実現はしなかったようだけれど、前書きを担当した山口瞳さんとの対談を一番読んでみたかった

2015/07/01

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