サイダーハウス・ルール 上 (文春文庫 ア 7-1)
サイダーハウス・ルール 上 (文春文庫 ア 7-1) / 感想・レビュー
tom
中絶医と養護施設の運営をしているラーチのもとで育つホーマーが主人公。同じ施設で育つメロニィ、彼らと真逆の生活をしているキャンディとウォリー。対照的な世界を描きながら物語は進行する。上巻を読み終えても、どこに進んでいくのか何も見えない。でも、アーヴィングは、平穏であれ悲惨であれ、行くべきところに導いてくれるはず。アーヴィングはすごいな、楽しいなと思いながら読み終えて、下巻に進む。
2023/01/27
sakap1173
久しぶりの翻訳もの。 孤児、堕胎がテーマなので重いのだけれど、どっぷりアーヴィングの世界に浸かりながら読んでいるところ。 もちろん、すごく読み応えあります。 詳しい感想は下巻にて。
2020/12/07
Small World
アーヴィングの本って、どれも長いんですよね〜w。なので、1年に1冊のペースなんですが、読み始めると面白いです! 「ホテルニューハンプシャー」「ガープの世界」に続いて3作品目なのですが、この作品では初っぱなから死の匂いが濃厚な感じがしますね。下巻ではジョン・ベリーやガープのように、いろんなことが起きちゃうのかな・・・
2019/09/29
いくら
5、6回目の再読です。実際に4年ぶりくらいでしょうか。とにかく自分はラーチが好きなんです。尖っていながら愛情深く、愛する者が戦争に行かないように工作するのですが、それは『オウエンのために祈りを』にも通じるものがあるのですが、盲目的でありながらでもしっかり自分の一番大事なものを守り抜く精神に心が揺さぶられるのです。今回読んで再認識するのは章末の文章の秀逸さです。ラーチとホーマーが風を感じてそう遠くない自分の将来に想いを馳せる場面にもこの物語の物凄い潜在能力を感じる。
2013/10/03
ジュンコ
初アーヴィング。「名前を知ってる作家」から「好きな作家」に変わりました。下巻へ。
2016/09/26
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