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天皇と東大 I 大日本帝国の誕生 (文春文庫)

天皇と東大 I 大日本帝国の誕生 (文春文庫)

天皇と東大 I 大日本帝国の誕生 (文春文庫)

作家
立花隆
出版社
文藝春秋
発売日
2012-12-04
ISBN
9784167330194
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天皇と東大 I 大日本帝国の誕生 (文春文庫) / 感想・レビュー

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masabi

近現代の歴史はどのように築かれたのか。その歴史と共に歩むように成立した東大という窓から見ていく。東大は幕府時に文明吸収の場所として、明治維新後に官僚育成のため、国家として制度が整っていくと学問の独立の牙城となっていく。一番興味深かったのはどのように天皇主義が勢力を伸ばしていくか、また現代の諸問題がすでに明治期から活発に議論されていたことであり依然として完全な解決には至っていないことだ。

2015/01/01

猫丸

日本近代史の軸に据えるべきは無論天皇だ。そこに補助軸として東大を並走させることにより、国家意識の揺動が立体的に浮かび上がる、であろうと目論まれた作。東大の基礎は幕府天文方から流れる洋書翻訳部門と、種痘所由来の医学部門である。つまり完全に西洋科学研究を目的とした組織であることがわかる。朱子学研究所であった昌平黌は、維新後には律令的大学校の中心に置かれながら国学・神道の御用機関となり果て、ついに閉鎖される。初期東大に狂信思想を植え付けようなどと考える愚物は政権中枢に近づくことはできなかったわけだ。

2020/01/07

BLACK無糖好き

タイトルからして如何にもだが、本書は右翼活動家の必読書にあげられている側面もあるそうです。日本の近代化を進める為に西洋文明の摂取と人材育成を目的に東大が作られ、日本の高級官僚は行政官も外交官も殆ど東大が一手に供給してきた。同時に天皇を中心とするイデオロギーが強まり始め勧善懲悪の歴史観が日本人の心性に入り込み、国家が学問を支配し、神話が歴史を抑え込み神話的国家感が形成されていく。また明治の頃、文部省と大学側の人事権に関する権力闘争もかなり激しくやり合っていた事が本書からうかがえた。

2015/03/22

えこーづ

日本近代史の中で、題名となっている二つのキーワードが果たしてきた役割りというような切り口で論じています。 興味深い資料がたくさんあり面白いです。

2014/02/01

はち

とんでもない本に手を出してしまった。東京帝国大学から見た明治、大正の日本。東大がエリート養成校であるがゆえそれはそのまま明治の歴史となる。しかしどの時代にも極端な思想を持つ人はいるもので…。

2013/01/17

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