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寄りかかっては生きられない: 男と女のパートナーシップ (文春文庫 ち 2-3)

寄りかかっては生きられない: 男と女のパートナーシップ (文春文庫 ち 2-3)

寄りかかっては生きられない: 男と女のパートナーシップ (文春文庫 ち 2-3)

作家
千葉敦子
出版社
文藝春秋
発売日
1989-02-01
ISBN
9784167461034
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寄りかかっては生きられない: 男と女のパートナーシップ (文春文庫 ち 2-3) / 感想・レビュー

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MIKETOM

フェミニズムの本。といっても、昨今のように歪んだ方向に暴走している(先般の森元首相の発言に対するのとか)それではない。初出が昭和58年。フェミ思想がまだ正当だった時代。前半は鈴木健二や草柳大蔵といった”女は家で夫や家族に尽くすことこそが幸せ”みたいなことを言う時代錯誤の連中をバサバサと切っていく。千葉の舌鋒の鋭さが喝采もの。後半「妻たちの思秋期」という本を挙げ、生きる事に絶望した主婦たちの苦悩などに関しての記述はけっこう考えさせられる。これが現代の熟年離婚に繋がっていくんだけど。まあまあ面白かった。

2021/04/06

きるきるふわっち

30年前にこんなにすごい人がいたのか。働く女性の現在をこうも鮮やかに予言。はい全くおっしゃる通り。頑張ります!!

2013/12/05

湖上の煙

再読。鈴木健二・草柳大蔵両氏の著書への批判を軸に、当時並びにこれからの男女関係を考察した一冊。両氏の著書から引用されたところは、当時としても既に時代錯誤なのは明白で、千葉氏の批判には同意だが、あれから時代はさらに一回りしており、今読んでもあまり得るものはない。また、両氏と千葉氏とは結局同じ事象の表と裏に過ぎないのではないか、と思うところも多々あった。両氏と比較すれば千葉氏は遥かに客観的ではあるが。暇つぶしで終わった一冊。

2016/03/25

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