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嫉妬の時代 (文春文庫 き 14-2)

嫉妬の時代 (文春文庫 き 14-2)

嫉妬の時代 (文春文庫 き 14-2)

作家
岸田秀
出版社
文藝春秋
発売日
1993-12-01
ISBN
9784167540036
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嫉妬の時代 (文春文庫 き 14-2) / 感想・レビュー

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miroku

自分の思考回路が明晰になり善と悪の二元論がこの時代、この場所のものであることを認識できた。

2016/05/14

Gen Kato

「どんなことに関しても言えることですが、明快な処方せんを欲しがるのは、それ以上、ものを考えたくない思考怠慢、一種の奴隷根性です」「学校教育が生徒の能力を引き出し、伸ばすというのは大きな嘘です」「自我は自我そのもののなかに根拠をもっていません。自我は他者たちに支えられる必要があります」等々、胸に刺さる名言多数。折に触れて読み返したくなる一冊。

2013/11/25

読めば読むほど不快になる。俺らは面倒くさいことを考えて生きているのだなと。あいつらはやはり狡かったが俺も狡いのかと。嫌だな。本当に生きるのがやんなっちゃった。救いがない、誤魔化してたほうが楽だったし、そんなこと言わないでくれたらよかったのに。余計なお世話だってなとこ、でもその通りでやんなっちゃう、

2017/06/07

v&b

入りやすい好著(または名著)。

2014/08/02

黒兎さなぎ

三浦和義事件や戸塚ヨットスクール、豊田商事と扱う事件こそ古かったですが、その背景に潜む「妬み」「嫉み」については時代性に関係なく語れるものなので大変参考になりました。嫉妬というのはある種の尊敬でもあったんですねえ。当たり前なことですが、改めて突き付けられるとドキッとしちゃいます。嫉妬する対象を貶めれば貶めるだけ、こと志と違って逆に自分が敗北感を味わうことになる。このことだけは肝に銘じておこうと思う。

2013/07/12

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