隣室のモーツアルト (文春文庫)
隣室のモーツアルト (文春文庫) / 感想・レビュー
優希
40代、50代の女性を主人公にした短編集です。1つ1つの物語に重さがあるように感じました。それぞれの物語の女性が独身なので、同じく独身として共感できます。
2021/01/23
みっちゃんorみこ
20代後半から30ぐらいまでずっと好きだった藤堂志津子。久しぶりに読んでみたら、主人公たちも年を取っていた。40~50代独身女性が主人公の短編集。自分が独り身だったら、こうなっているかもしれないというお話。作家自身が投影されているせいか、主人公はたぶん自分をわきまえた大人のいい女が多い。そこが少し鼻持ちならないと感じてしまう。母親の介護、親への愛憎、結婚話、絡み合った恋愛、昔の恋、ペット愛など様々な要素が含まれるが、ドロドロに感じさせないのがこの作家らしさなのかな。
2016/04/08
空飛び猫
恋のかたち。 人生のかたち。 振り返ればそこに残るもの。
2014/02/16
うき
彼女たちが、他人事のようには思えない。大人になったから器用に生きられるようになるわけでもなく。結婚や出産が絶対的なものではなくなった今だからこそ、胸に迫るものがあるし、その中でも仄かな幸せは見つけられるのかもしれないなと思った。
2017/08/21
とも
大人の自立した話が多く
2016/01/09
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